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こちらはこっそりと進めている自作システムTRPGのシナリオページです。

まだ未完成かつ実験中なのでご注意!!

七つのお願い事

【はじめる前の確認】
「ルートによっては戦闘あり」と伝えておく。
「出てくるキャラは仲間にできるが、人によっては説得しないとだめ」と伝える。

PLに「簡単な職業」と「お昼ご飯は何を食べたいか」などを聞く。
今いる場所もPLが好きに決めていい。

持ち物もきちんと決めておく。
なんなら最初にアイテム屋さんに行くのも可。

導入(食べない)

【道を歩く】
貴方は晴れ渡った日差しに目を細めながら道を歩いていました。
今日は天気も良く、程よく暖かいので出掛けるには最高の日和です。

*どこに行くか、目的は何かRPどうぞ*

【一通り終わったら…】
そんな事を考えている貴方が瞬きをし目を開いた瞬間、貴方の周りの景色が変わっていました。

足元は自身の姿も映しだす位白く磨かれた大理石。
同じように白く美しい大理石の柱、後方には短い階段とその先にある玉座らしき豪華な椅子。
貴方はおとぎ話に出てくるようなお城の謁見の間に似ている、と感じました。

しかしその謁見の間の中心には木製の丸テーブルと椅子。
その机の上には湯気のたつティーカップが置かれていました。

導入

【道を歩く】
貴方は晴れ渡った日差しに目を細めながら今日の昼食を何にするか考えていました。
今日は天気も良く、程よく暖かいので出掛けるには最高の日和です。
昼食を外で食べてもいいかもしれません。

*どこに行くか、目的は何かRPどうぞ*

【一通り終わったら…】
貴方がそんな事を考えつつ、貴方が瞬きをし目を開いた瞬間、貴方の周りの景色が変わっていました。

足元は自身の姿も映しだす位白く磨かれた大理石。
同じように白く美しい大理石の柱、後方には短い階段とその先にある玉座らしき豪華な椅子。
貴方はおとぎ話に出てくるようなお城の謁見の間に似ている、と感じました。

しかしその謁見の間の中心には木製の丸テーブルと椅子。
その机の上には貴方が昼に食べようと思っていた料理と湯気のたつティーカップが置かれていました。
(お弁当の場合は、そのお弁当がいつの間にか手から無くなっていて机に並べられている、という処理で)

色々調べよう

【調べよう】
ここで調べても警戒しても基本的になにもない。

*部屋全体を見回す→
広い空間の壁等には調度品も絵画も飾られていないので、謁見の間にしては質素に思える。
窓はないが、貴方の前方には部屋からの出入り口であろう赤い扉が見える。
★きまぐれに知識でダイスを振らせていい。
成功した場合→貴方はこの部屋の構造、雰囲気からとある大陸の神殿に似ている、と気づきました。
失敗した場合→おなかがすいたなー
クリティカルの場合→貴方は世界のどこかに存在している"フルール大陸"の神話に出てくる神の神殿に、今いる場所が酷似していると気づきました。フルール神話技能10%獲得です!!(冗談)

*玉座を調べる場合→
細かく精巧な彫刻の施された椅子。クッション部分は赤く、とてもふかふか。座っても大丈夫。ふかふかで癒されるよ!!
もっと調べたい場合は1d6でダイス。
成功した場合は→ほのかにいい香りがする。もしかしたらここにいつも座っているのは女性なのではないか?と気づく。
失敗した場合は→めっちゃふかふか!!

*床を調べる場合→
1D6でダイス。
成功した場合→よく見るといたる場所に細かい傷があったり、焦げた跡がある。
失敗した場合→貴方の顔が床の大理石に映る。ちょっと寝癖が付いていることに気づく。

*机を調べる
ごく平凡な木製のテーブル。木目がとても美しい。
★きまぐれに1d6でダイスを振らせていい。
成功した場合→貴方はテーブルの裏に何かの文字があることに気付きます。しかし貴方の使う公用語とは違うので読めません。知識ダイスに成功すれば読めます。
成功した場合は「クローディアが丹精込めて育てました」と書いてあるのがわかります。
失敗した場合→テーブルは手作りだと気づきました。
クリティカルの場合→貴方はテーブルの裏に何かの文字があることに気付きます。そこには「クローディアが丹精込めて育てました」と書いてあります。
貴方は世界のどこかに存在している"フルール大陸"の神話に"クローディア"という名前の神が出てきていて、その神は植物を司ると思い出しました。フルール神話技能10%獲得です!!(冗談)


*机の上の食べ物を調べる
何の変哲もない、貴方にとって身近でいつも口にしている物であり危険がないと不思議と理解できます。
★さらに調べようとした場合や食べようとした場合は→ルーベ登場

*赤いドアに近づこうとした場合→ルーベ登場


★他、破壊活動等し始めようとしたら「貴方の攻撃は空間に飲み込まれて、収束した」等の描写。
それでもし続けた場合は1D7でダイス。
出た目によってREの誰かと戦闘させましょう()
1→ルーベ(「あらあら、ふふふ…今回は縁がなかったということで」と戦闘なしでお外にポーン。視界が真っ赤になったと思ったら次の瞬間に元いた場所に)
2→ウトゥック(ご機嫌斜めのドラゴン姿。羽のある蛇のような真っ赤なドラゴン。ぶっちゃけワンキル。戦闘後はルーベと同じ)
3→デオ(そのままの姿だけれど出た瞬間、剣で衝撃波放ってきて床を破壊しつつ先制攻撃。強い。戦闘後は戻れるがデオの呪い(次のシナリオ終了まで回復半減)プレゼント)
4→ギルツ(びっくりしたようにやってくる。ルーベが呼んだのか??と言いつつ、暴れているPLに文句言いつつ外にポーンとしてくる。抵抗しようとしたら戦闘開始。戦闘後はここ一週間の記憶をなくしている)
5→クローディア(びっくり2。ここでわけを話そうとしたら話術でダイス。クローディアにわけを聞いてもわからない。説得しない場合または説得失敗はお外にポーン。説得成功なら→クローディアルート)
6→クレハ(激おこ。問答無用で戦闘開始。戦闘後は大やけどで入院)
7→かんくろう(びっくり3。でも暴れている=死合いしてくれる!ということで戦闘開始。戦闘後は一度でもかんくろうに攻撃当たっていればかんくろうルート)

ルーベ登場

【ルーベとのお話】
その時、赤い扉がカチャリと開かれた。
貴方が振りかえると、そこには赤く長い髪の美しい女性が入ってくる姿があった。

女性は貴方が自分に気づいていることを知ると、にっこりと微笑み優雅な仕草でテーブルへと誘った。

女性はテーブルに備え付けられた椅子に座る。
PLが座っていない場合は座るように促す。座らない場合は少し残念そうにする。

ルーベ「突然ごめんなさい。お詫びになるかはわからないけれど、貴方のランチを用意させたの。召し上がれ

*呼び出した理由を聞く場合→
ルーベ「食事をしつつお話するわね。大丈夫、デオ…料理上手な人が作ったからきっとおいしいと思うわ。
★ここで食べない場合は少し残念そうにする。
★食べた場合は最高においしい。そりゃあもうおいしすぎて大変(食べてデオルートに行ったら少しボーナスでも良い)

食べるか食べないか決めたらルーベ喋り出す。

ルーベ「自己紹介が遅れてごめんなさい。私はルーベ。とあるチームの一番偉い人をしているのだけれど…少し困ったことがあって貴方を呼ばせてもらったの。
私には6人の仲間がいるわ。皆とてもいい人ばかり。でもね、今それぞれに悩みを抱えていてそれが大変みたいなの。貴方にはその悩みを解決してほしいの。誰か一人だけでいいの。お願いできるかしら…?

*断る場合はルーベもしつこく頼むけれど、どうしても嫌な場合は素直に帰す。シナリオクリア。
*報酬の話→ルーベ「ええ、ええ。成功したら貴方の望む願いを何でも一つだけ叶えるわ。うふふ…任せて
*仲間について→ルーベ「それはお願いを聞いてくれるということ??ありがとう(強制)
*ルーベについて→素直に答えます。ポロリとルーベ自身も困ったことがある、とこぼしても可。
*何故自分にそれを頼む?→ルーベ「貴方の活躍を見ていて"この人だ!"と思ったから
*ここはどこ?→ルーベ「ここは私たちの家。見た目はきちんとしているけれど次元の狭間に粒子を固めて固定化して視覚化できるようにしただけだからあまり動き回らないでね

*依頼を了承してくれた場合は→
ルーベ「ありがとう!貴方に頼んでよかったわ。
皆は此処でた自室にいるの。詳しい事はその人に聞いてね。ランチを食べ終わったら案内するわ。

ここでルーベに色々聞きたいことがあれば聞く。
なければ部屋を出て移動。→廊下

神々の廊下

【廊下】
貴方がルーベに促されて赤い扉を出ると、左右に円を描くように廊下があつた。
廊下には等間隔に扉があり、角度の関係ですべては見えないがルーベいわく全部で6部屋あり、それぞれ仲間の執務室らしい。

ルーベ「ドアの中に入ってしまったら、その人の頼みを聞くという事になってしまうから気をつけてね。ドアはそれぞれの好みで設置してあるから貴方の好みのドアで選んでしまっても大丈夫。
ここの七つの扉、その中にいる人を助けてあげて。お願い、(PL名)さん


そう言ってルーベは赤い扉の中に戻って行きました。

貴方は改めて廊下と扉を見て回ってみました。
わかりやすいように番号を振っておきます。

1→ルーベと共に廊下に出てきた際に使った材質不明の赤い扉。よく見ると歴史書にあるような何かと7人が対峙している壁画チックなものが彫られている。→(ルーベルート)
2→石の扉。大きくドラゴンの模様が彫られている。(→ウトゥックルート)
3→青く輝く扉。恐らくは何かしらの鉱石。すえた紙の匂いが中からする。→(クレハルート)
4→木の扉。蔦が這っており、可愛らしい花も咲いている。→(クローディアルート)
5→木の扉。一見平凡なものに見えるが、触れた箇所が黒からのグラデーションで煌めく。→(ギルツルート)
6→木の格子に紙が貼ってある。ドアノブがない。和風キャラの場合はそれが障子だとわかる。→(かんくろうルート)
7→鉄の扉。鈍い銀色。扉に特徴的な模様が彫られている。→(デオルート)

どれか選んだ場合は必ず
「その扉で良いですね?」と「この扉に入ったら他の依頼は受けられません、その扉の中の人物のルートに行きますがよろしいですね?」と確認。

*ドアを叩いた場合は問答無用でその人のルートへ。
5分経っても決められない場合は強制的にかんくろう出てくるよ!!!!wwww障子だもん!!

*ルーベルートは全員のルートをクリアしないと入れない。

→それぞれのルートへ

1【ルーベルート】

【ルーベルート】
貴方は最初に廊下へと入ってきた赤い扉を押し開けた。

そこは先ほどと変わらず美しい大理石に囲まれていたが、中央にあった木製の丸テーブルがなく空気がより澄んでいるように感じられた。
貴方が階段の先の玉座を見上げると、そこには穏やかに微笑むルーベがゆったりと腰かけていた。

ルーベ「ええ、ええ。そうね。線と線がつながって、最後は此処に辿りつく…フフフ

そう言ってルーベは立ち上がり、貴方の元へと近づいてきた。

ルーベ「さあ、物語をもう一度終わらせましょう

→ルーベ本編「物語をもう一度」

物語をもう一度

【概要】
全員の悩みを解決してくれてありがとう。

―――さあ、探しましょう

【真相】
くしゃみしたらルーベの中に同化していたセフィロトが出ちゃったよ。
でもまだ力は弱いから今ならまた封じ込められるよ!!

【登場人物】
*謎の男
今までの事件の元凶。
正体はかつてルーベに封じ込められた神セフィロト。
無邪気で人間を滅ぼして世界を守ろうとしている…が、今は力がないので色々と力を溜めていた。
溜めるために色々な人間の邪気等を集めていた。王道だね!!


【情報】

【フローチャート】

2【ウトゥックルート】

【ウトゥックルート】
貴方はドラゴン模様の扉を押し開けた。

中は石造りの少し広めの部屋だった。
綺麗に磨かれた武具、整頓された本棚、木製の大きな机には羽ペンとインクそして積み上げられた書類、壁に掛けられた額縁には仲の良い家族らしき五人が映る写真が飾れている。
貴方はどこぞの砦にあるような無骨な印象を受けたが、端々に部屋の主の誠実さも感じる事が出来た。

貴方が部屋を見回していると、部屋の奥にあったドアが開き、一人男性が入ってきた。
貴方の姿に少し驚いたが、すぐに穏やかな笑みを浮かべて机の椅子に腰かけた。

ウトゥック「ごきげんよう、君がルーベの言っていた手伝い人だね?わざわざありがとう。

そういう男の声色は澄んでいて、人の心を掴むような魅力的なものだった。

ここで1d6ダイスを振ってウトゥックを観察してもいいよ!!
成功したら→髪は長いのを後ろで一つ結びにしている、鈍い輝きを称える薄金色。切れ長の瞳は緑色で蛇のように瞳孔が細くなっている。
顔はかなりのイケメンで、優しげな笑顔がよく似合う。
一番の特徴は耳であり、おとぎ話に出てくるエルフのように長い。
失敗→エルフ耳のイケメン。


イケメンは貴方を見据えつつ、話し始めた。

→ウトゥック本編「独り善がりの愛」

独り善がりの愛

【概要】
ここ数週間、エクレール騎士団の者が数名行方不明になっている。
全員前触れもなく姿を消している。

騎士達を探し出し、助けてあげてほしい。

【真相】
ある男がエクレール騎士団の入団試験に合格する。
しかし男には恋人がいた。

男は女を捨てて騎士となる。
女はそれを恨んで男を殺害する。
だが、女は自分が男を殺してしまったことを現実逃避し男を探し始める。

そうしてエクレール騎士団の者達を攫い、屋敷でぬとぬとしちゃってる。


【登場人物】
*女(アンリーヌ)
貴族の娘。
愛らしく優しく一途で清楚なお嬢様。
両親に大変可愛がられているので娘に屋敷一つポンとあげられるくらい。
本来は本当に可愛らしい女性だが、謎の男に欲望を晒してしまう魔法掛けられて暴走中。
恋人の男が大好きだった。
謎の男に魔物使役の呪文を伝授され、大蜘蛛の魔物を使って誘拐したり吊るしたりしている。

*男(クシミール)
貴族の次男坊。
正義感が強く、自己犠牲も強い熱血男。
念願の騎士団に合格し、恋人を心の底から愛していたがフルールの平和を守るために彼女と別れる。
そのことは彼女もわかってくれている…と思っていたし、年老いて騎士団を引退したら改めて結婚しようとか考えていた。多分馬鹿。
一応強いが女に油断しきっていたので殺された。
ゲイシュナーさんとは知り合い。

*謎の男
女をそそのかして魔法をかけて、呪文を伝授した事件の元凶。
詳しくはルーベルート。

*不眠症男(セルバート)
事件現場のすぐ横に住む小説家。
締め切り前なのに眠くて仕方なくて「寝なければずっと作業できていられるのに!!悔しい!」ともちゃもちゃして医者(デオルート)から高濃度カフェイン粉を貰いまくってカブガブ飲みまくり、結果不眠症になっている。
謎の男から「熟睡できる枕」というのを売られそうになるが、近隣住民で唯一断った。
根は悪い人じゃない。ちなみに描いているジャンルは男色系。腐男子。そういうのがあって騎士のよく通る道の隣に家を借りている。
…が、片手間に描いている大河ロマン作品の方が人気がある。



★男の遺体は普通に墓の中。男が殺された後、巷を騒がせている首切り事件として捜査中。冤罪だね!!
★女帝は女の仕業だとわかっているが、案の定もみ消しましたとさ。
★女の両親も娘が犯人だとわかっているが、娘可愛さに賄賂を渡してもみ消してもらった。
★行方不明事件の犯人は女帝も両親も知らない。
★男の両親は良い人。なにも知らない。
★謎の男に関しては誰も知らない。女の日記帳からわかる。
★不眠症男は謎の男を「ローブを深くかぶった、多分男。白銀長髪だったな」と証言。

【情報】
★誘拐は男の殺された現場で起こっている。夜は真っ暗の道。
★現場の周りには民家はあるが、住民は熟睡していて気づいていない。
★ただし一人だけ不眠症の男(ギルツルート)が騎士の叫び声と女のクスクスとした笑い声、巨大な怪物の影を見たと証言。
★不眠症男は通り魔事件(男殺害事件)の第一発見者でもある。
★不眠症男は通り魔事件の犯人は女だった、と証言する

【フローチャート】
ウトゥックから行方不明事件の話を聞く→女帝の部屋を通る→女帝から話を聞く(行方不明者は若い、とか)→騎士から話を聞く→最初に行方不明になった奴は通り魔事件の現場に花を供えに行ったと聞かされる→現場に行ってみるが花は枯れている→住民に話を聞くが熟睡していてわからないという→不眠症男登場&証言→ゲイシュナーさん通りかかる→女の素性証言→女の家(実家)へ→女の部屋で日記発見→女の屋敷へ→どうにかして地下へ→決戦→終わり

自己紹介と話

【自己紹介と依頼】
ウトゥック「改めまして、私はウトゥック。ルーベの元に集った6人の守護者のまとめ役をしている。以後お見知りおきを。

さて、早速だが…君に手伝ってほしい事があるんだ。
王都ペタルの王国騎士団エクレールの団員、騎士がここ数週間、数名行方不明になっているんだ。
皆、前触れもなく姿を消してしまう。
悩みも何もなくて、行方不明者は順風満帆な生活をしていたらしい。

騎士は指定の寮で生活しているのだが、任務が終わった後寮にも戻らない。鎧のまま姿を消しているという事さ。
エクレール騎士は皆実力のある者たちばかり…そんな者達が装備を身にまとったまま…
この意味わかるかい?
事件に巻き込まれたのなら、屈強な騎士たちが簡単に膝を折るわけはないんだよ。

…君にはこの事件の真相を究明し、騎士達を探し出し、助けてあげてほしい。


と、目の前の男…ウトゥックは貴方に話しました。
RPをどうぞ。

*仲間にしたい場合は話術でダイス。
女性の場合は判定+10
デオまたはギルツの依頼を先に済ませている場合は判定+10
成功した場合は→ウトゥック「わかった。ただし現世で私の力は強大すぎる。制限させてもらうよ。
失敗した場合は→ウトゥック「すまない。私はここを離れるわけにはいかないんだ。代わりに君にコレを…
★★アイテム【龍神の護り石】を入手(このアイテムはバトルで一度だけウトゥックを呼び出し攻撃してくれる)★★


ウトゥック「詳しい事は騎士団の方で聞ける。出口はそこだ。

そう言ってウトゥックは後ろの扉を指差した。

女帝ビクトリア

【女帝ビクトリア】
貴方が扉を開けると、そこは絢爛豪華な部屋だつた。
天井からはシャンデリア、嫌味なほどに飾られた調度品、壁の模様さえそこらの安物ではないことが分かる。

貴方が一瞬面を食らっていると「カチャリ」という音で正面のテーブルに女性が座っていると気づいた。

座っている女性は豪華な部屋にも引けを取らない美しい深紅のドレスを身にまとっている。
顔の半分ベールで隠しているために顔の表情は分かりにくいが、突然現れた貴方の存在に慌てる事もなく、舐めるような視線で貴方を見回した。

ビクトリア「…我が主の扉から出てきたという事は主に選ばれし者…という事かえ?ほほほ…主も趣味が悪いこと…ほほほ

*ウトゥックがいる場合はビクトリアにわけを話してくれる。いない場合はこのままRP


*ここはどこだ?と聞かれた場合→
ビクトリア「ほほほ…そんな事も知らずにここまで来たのかえ?まあ良い。ここは龍神とわらわを繋ぐ契約の間。そなたにも分かりやすく言うと、神の現世での執務室…ほほほ…本来そなたのような下賤なものが立ち入ることのできぬ場所よ
*誰かと聞かれた場合→
ビクトリア「わらわはペタル王族に名を連ねる六名家の一つ、龍神の加護を与えられ女帝ビクトリアを継ぐもの。ほほほ…エクレール騎士団の監督も任せられている
*行方不明事件について聞かれた場合→
ビクトリア「その事については私も困り果てているのだ。わらわの可愛い騎士たちが…調査はしているが、全く尻尾もつかめぬ。
ビクトリア「行方が分からなくなった者達は皆若く気力に満ち満ちていた、わらわにふさわしい男たちであった
ビクトリア「我が主に頼まれたのであろう?はよう、わらわの可愛い騎士たちを見つけてきてくれ。ただでさえ、目をつけていた者が一か月前に殺されて人員も不足しているというのに…ふん、やはりガルトフリートの息子を呼び戻すかえ…

*一か月前の事件?→
ビクトリア「一か月前にクシミール、という入団間もない者が、騎士団寮近くの集合住宅地帯前で何者かに殺されたのだ。……ふ…ん……すでに犯人の目星は付いている。このところ起こっている連続首切り殺人事件の一件に過ぎんだろう。おぬしは気にするな。
*連続首切り事件?→
ビクトリア「おぬしが今回頼まれたのは我が主より賜った、騎士団員の捜索であろう?
*犯人を捕まえないの?→
ビクトリア「ふん……今回の事件に関係があったら尋問位はしよう

*ガルトフリートって…→
ビクトリア「ええい!黙れ!!もう話すことなどないわ!!出ていけ!!
*ガルさんの息子って…→
ビクトリア「あれは才能もあり、父親に似てとても魅力てk…ハッ何を言わす?!ええい!!もう話す事はない!!出ていけ!!

*ビクトリアさんを仲間にする場合
ウトゥックがいる場合は断る。いない場合は魅力でダイス。
男のPLの場合は判定に+10 女の場合は-10
成功した場合は→
ビクトリア「ふん…よかろう。わらわ自ら同伴しようではないか。
※ただしビクトリアさんはババア()なのでゆっくりしか歩けないよ(シナリオにとくに支障なし)

騎士団詰所

【騎士団での聞き込み】
貴方が騎士団の詰所にやって来た。
王国騎士団というだけあり、城に隣接するように建てられた石造りの建物は長い歴史を感じられる、厳かな雰囲気をまとっていた。
入口には凛としていて屈強な騎士が二人立っていた。

*門番にも十分話を聞けるが、中に入りたい場合はRPの後話術ダイス。
行方不明事件を調査している+ビクトリアさんの名前を出したら判定+10
行方不明事件を調査しているのみの場合は「証拠は??」と聞いてくる。そこでビクトリアさんの名前を出さない場合は-10
※ビクトリアさんが一緒ならすんなりと通してくれる。ウトゥックさんが一緒なら判定+20

【証言】
騎士「今まで姿を消した奴は皆、仕事が終わって外に出てから行方が分からなくなったな…外に出た目的?そりゃあ色々だから…例えば最初にいなくなった奴はこの前殺された新人の同期だったかで、その現場に花を供えに行ったし、二人目は妹が風邪引いたとかで見舞いに行ったし、三人目は…大きな声で言えないが娼館に行った。エクレール騎士団は禁欲が掟だから異性と交際するのも交わるのも禁止されているんだが…アイツは…四人目は生真面目な奴で見回りに行った。しかしミイラ取りがミイラになってしまったな…

*騎士団の掟→
騎士「騎士団は異性交遊は禁忌なんだ。異性がだめじゃなくて、もちろん同性もだめだぞ?で、そういう掟だから騎士団入団試験で合格した時点で婚姻していたり、交際している者がいたら別れなくちゃならない。…ちょっと酷い話だけれど、この都の平和を保つために自身を犠牲にするくらい、ここの者たちは正義感あふれているのさ。

そういえば、あの殺された新人も入団した時点で婚約者がいたな…でもその恋人ならきっと自分が老いて引退するまで待っててくれるし、自分を犠牲にする位の正義感を恋人は分かってくれている…とか言っていたなぁ…
でも、その新人は殺されてしまったからな…恋人さんが気の毒だよな

*連続首切り事件について→
騎士「ここのところ起こっている凶悪な連続殺人事件さ。被害者は皆首から上が無くなっているんだ。恐らく犯人が何らかの為に持ち去っているのだと思う…犯人は女だとは分かっているのだけどなかなか尻尾を掴めなくてね…
でも、被害者の体は無傷なんだよ。そして首の切断面を見て一刀の下首をはねたとしか考えられない。女性がそんなことできるのかなぁ…?
あ、すまない、ショッキングな話だったね。

*それぞれの行方不明者の部屋にも行けるが、特に変わったものはない。
*最初の行方不明者の部屋の机に写真と新聞が置いてある。その写真には「第157期入団 クシミールと共に」と書いてある。写真には屈託な笑顔の若者が二人映っている。
新聞にはクシミールの殺された事件が書かれている。
*クシミールの部屋は空き部屋。遺品はすべて実家に返した、とのこと。

新聞→
新聞「●●日深夜、●●集合住宅地域で殺人事件発生。被害者はエクレール騎士団員クシミール・オージャンさん。唯一の目撃者である集合住宅に住むセルバートさんによると、自室で仕事をしている時に男の悲鳴が聞こえたのですぐに窓から外を見ると、道の向こうへ走り去る女の影と崩れ落ちるクシミールさんを見たとのこと。
クシミールさんは心臓を一突きにされ、出血死だった。
騎士調査隊はこのところ連続している連続首切り殺人事件関連とみて調査を進めている。

集合住宅

【事件現場】
貴方は集合住宅地帯へと足を運んだ。

集合住宅の建物は赤いレンガ作りで日当たりも良く、雰囲気も良い。
天気が良いので窓から洗濯物が干されていたり、外でくつろいでいる人がいても良いはずだが、何故か人は一人もいなく洗濯物一つもなかった。

貴方は訝しげに思いつつ、一つの集合住宅の入口を覗いてみると箒で掃除しているオジさんがいた。
向こうからは郵便屋さんが歩いてきています。

どうしますか?

*どちらに話しても同じ。
*何故静か??→
「最近熟睡しすぎて朝起きれない人ばかりだし、目を覚まさない人も多いからここらへんの人が少なくなった
それにこの前、目の前のそこで殺人事件があったから…おっかない
*殺人事件の目撃者→
「その人だったらここの三階のセルバートさんだよ


【セルバートと】
すでに知り合っている場合は警戒心なく色々話してくれる。
知り合っていない場合は玄関先で…

貴方は三階へと上がり、目的の部屋をノックした。
するとしばらくしてから髪の毛がぼさぼさで目の下にクマのある男が顔を出した。
貴方達の来訪に機嫌悪そうに「なんすか…?」と言ってきています。

*騎士殺人事件について→
セルバート「あの事件か?ただの痴話喧嘩の末だとおもったが…新聞には俺の話の先つちょしか載せてない。あのな、男の悲鳴の前に男女の言い争う声がしたんだ。"今すぐやめて"だの"僕の気持ち分かってくれ"だの…あれはそこらへんにありふれてる色恋のもつれだ。首切り殺人の関連?馬鹿馬鹿しい。どうせ、どっかのお偉いさんの娘が犯人で、都合良く首切り事件を利用してもみ消したんだろ。

*殺人事件の犯人の姿→
セルバート「あれは十中八句、どこぞの貴族の娘さんだね。ドレスで夜歩きする女がどこにいるんだ?娼婦ならもっと粗末なものを着てるな

*騎士行方不明事件について→
セルバート「行方不明…?ああ、あれか。あの騎士さんが刺されて死んだあとから起こってる…ここの奴らは変な枕のせいで夜熟睡していて知らないと思うが…四回、ここで化け物に騎士さんが連れ去られてるぜ。
俺は物書きだからほぼ毎夜起きて仕事をしているわけだ。で、結構大きな音させてるから、毎回嫌でも気づく。外を覗くと巨大蜘蛛と戦う騎士。んで大蜘蛛の隣でそれを見物する女…天下の騎士さんでも敵わないようで毎度腹パンされてノックアウト。そして糸でぐるぐる巻きにされて、女の高笑いと共に道の向こうへ去っていく。

*通報は?→
セルバート「したさ。したが「なんでそういう事が起きているのに近隣住民は気づかない?」「お前のホラ話だろ」ときめつけやがる。周りの奴らは夜起きないんだ、畜生

*助けないのか?→
セルバート「俺はしがない物書きだ。ペンで解決できない事はどうしようもないな。…ただ、騎士さんが蜘蛛に巻かれた姿はなかなか創作意欲が…おっと

*起きない?枕??→
セルバート「この間変な男が"熟睡できる枕"っていうのをここらへんの連中に売りに来てから、周りで眠りから覚めないだの、一度寝たら絶対朝まで起きないだの、むしろ朝寝坊する奴が多すぎて店が休業続きだの起こってんだよ。だから夜外で騒ぎが起こっても気づけないってこった。勘弁してほしいぜ。
俺?俺は買わなかったぜ。夜はむしろ寝たらおしまいだ。締め切りな意味でな。

アンリーヌ実家

【暗い顔の両親】
貴方がその屋敷を訪ねると、使用人ではなく主人自らが出迎えてくれました。
全身に覇気がなく、病的なやつれ具合をした主人によって中に通される。

しばし待つと、ここの夫人だと思われる女性がお茶を運んできた。
主人いわく「使用人はすべてやめさせました」とのこと。

*何故使用人をやめさせたのか?→
「…どんなに硬い口でもいつかはほどけてしまいますので…

*ほどける?
「……

*行方不明事件について
「すみません、最近の時事には疎くて…

*娘さんは?
「……ここにはいません

*殺人事件の事に触れた瞬間、ぎょっとしたように泣きそうな顔になり、黙る。
話術でダイスをどうぞ。
ただしビクトリアさんがいる場合は「それと今回の事、何の関係がある?」と遮ってくる。
失敗した場合はやんわりと追い出される。
成功した場合は観念したように「分かりました…何でも話します」と言う。

まずはアンリーヌの日記を差し出す。
そこにはクシミールの事をどれだけ愛しているか、クシミールとの幸せな将来設計、子供は何人欲しい等の内容が前半部分に書いてありました。
しかし、クシミールが騎士団に合格した日から様子が変わっています。

「騎士は恋をするのが禁止。愛し合っていても別れなくちゃならない。そんなの嫌だ。なのに、なのに、何故クシミールは嬉しそうにしているの?私が泣いているのに、どうして笑っているの?
「クシミールは騎士団を引退したら、結婚しよう。と言ってきた。引退するまで待っていたら私はおばあちゃんよ?
「おばあちゃんの年齢まで相手は素直に待っていてくれる、そんなひとりよがりな考え…信じられない
「私はクシミールを愛している。けれど、おばあちゃんになるまで待つなんて嫌だ。私はクシミールと一緒に歳を重ねておばあちゃんになりたい。貴方との子供に囲まれて歳をとりたい。嫌だ、嫌だイヤダ

「クシミールを説得しに行った。けれど、彼は都の平和と正義しか頭にない。私は悪くない。彼が クシミールが 私の事を考えてくれないのが 悪い


最後のページは赤茶色のシミが付いていて、そこで終わっています。
そのシミが何か知識ダイスどうぞ。ついでに今の内容から何かを悟ってしまったか知識ダイスお願いします。

シミ→
成功したら、そのシミが血であると気づきます。失敗したら何も分かりません。
内容→
成功したら、クシミールを殺害したのはアンリーヌだと気づいてしまう。

読み終わった後
「一か月前の夜、アンリーヌは血だらけで帰ってきました…その時は娘を落ち着かせてそのまま寝かせました。
そして次の日の朝刊を見て、ぞっとしてしまいました…その後手まわしをして、犯人をうやむやにしました。
しかし、娘は自身の犯した罪の重さかクシミール君への自責の念か…記憶が混乱しクシミール君が生きていると言い始めてたのです…
娘が…アンリーヌが幸せならば、それで、良いと思いました。
腕利きのカウンセラーという男がやってきてから、どんどん娘は以前のはつらつとした子に戻って行きました…
…そう、カウンセラーさんが来てからだ…
以前よりも快活として…自分専用の別荘が欲しいと言い始めたのは…

今も数日に一度はここに顔を見せに来てくれますが、娘はほとんど都の外れの別荘で暮らしています…

…私たちはもう疲れました…
あんなにも優しいクシミール君を殺してしまった事、見捨ててしまった事、娘が罪を犯した事を忘れて笑っているのを見るのも…

クシミール実家

【何も知らない両親】
貴方は殺人事件被害者であるクシミールの実家へと足を運んだ。

どうやらなかなかの名家らしく、屋敷と言っても差し支えのない大きい家だった。
貴方が訪ねても嫌な顔一つせずに中へと招き入れてくれました。

クシミールの両親は「ようやく念願のエクレール騎士団の仲間入りをできたのに…」「犯人がにくい」「アンリーヌさんにも申し訳ない」と言っています。

*アンリーヌ?→
「息子、クシミールの婚約者です。あの子とは本当に仲睦まじくて…騎士になってからもあの子とは良い関係を続けていました

*行方不明事件については何も知らない
*部屋を調べたい、と申し出ると遺品である日記帳を差し出してくる。
日記には
アンリーヌを心の底から愛している、アンリーヌとは心が通じ合っている、アンリーヌは僕の太陽だ…というポエム的な内容と
子供のころから騎士団に入るのが夢、騎士になる為に日々奮闘している事、騎士になったらアンリーヌと別れなければならないけれど僕も彼女も頑張るぞ★という内容
念願の騎士になれた事、アンリーヌが泣いて喜んでくれた事、アンリーヌが僕の気持ちを察して会うのを我慢してくれている…という最初から最後まで前向きな内容が書かれている。

その他の場所

アンリーヌ別宅

【別荘へ】
貴方が教えられたとおりの道を辿り、都の外れにやってくると小さいが立派な一軒の屋敷が見えてきた。
建物自体は比較的新しいように見えるが、庭は整備されずに草木が背を高く伸ばしている。
窓には蜘蛛の巣も張り巡らされている。

窓から部屋を覗いてみましたが、昼間なのに薄暗く、中からは人の気配はしません。

どうしますか?

*窓にも玄関にも鍵はしてありません。普通に入れます。
*ノックしても声をかけても無反応。(地下にいるのでアンリーヌには聞こえません)
*もしここを離れようとしたら聞き耳でダイスを振らせて、成功したら男性の悲鳴らしき声が聞ける。失敗したら屋敷の二階の窓に黒いローブの人物を見つける。
ローブの人物は手招きするような仕草をしてから消える。


【玄関ホール】
玄関ホールに入るとむせかえるような感覚を貴方を襲いました。
同時に顔に何かがまとわりつきます。

貴方が慌ててそれの正体を探ろうとすると、目の前に一匹の蜘蛛がタラリと降りてくるではありませんか!!

そう、貴方の喉と顔にまとわりつく物の正体は大量の蜘蛛の巣だったのです!!
目星をするまでもなく、屋敷中蜘蛛の巣だらけなのがわかります。

蜘蛛の巣の束のせいで、屋敷の一部の部屋のドアは開かなくなっています。
それでは探索をどうぞ。

【応接間】
応接間らしき広い部屋は本来ならば日当たりのよい場所なのだろうが、今は蜘蛛の巣に覆い尽くされて見る影もありません。
豪華な調度品や家具は白い糸でコーティングされて、あまり触りたくなるものではありません。
唯一、暖炉とソファーには蜘蛛の巣がかかっていません。

どうしますか?

★ソファー→とてもふかふか。埃もかかっていないので恐らく毎日座っているのかもしれません。
座ると幸運でダイス。失敗すると蜘蛛に噛まれて1のダメージです。

★暖炉→何の変哲もない暖炉です。さらに調べたい場合は目星、ひらめきいずれかでどうぞ。

成功した場合は…貴方は暖炉の前にかすかに灰が散らばっているのに気付きました。
貴方が暖炉を覗きこむと中の影のところに鍵がぶら下がっているのを見つけました。

失敗した場合→家の中がこんなにも荒れているうえに暖炉を使う季節ではないのに、管理が行き届いているなぁと思いました。


【厨房】
厨房に入ると、天井から大きさ50センチ大の蜘蛛が振ってきました!!
戦闘開始です!!

(バトル「大蜘蛛」とのバトル)

倒し終わって改めて見回すと、奥に蜘蛛の巣の張っていない扉があるのに気付きました。
「ワインセラー」とドアに書かれています。
ドアノブをひねりますが、鍵がかかっています。

※鍵を持っていない場合は開かない。
※力でこじ開けることも可能。その場合は攻撃力-50で判定
※器用さで鍵開けしても良いです。数値はそのままで結構です。

*その他には調理台、棚、木箱があります。

★調理台
調理台の上は周りの光景が嘘かのように綺麗かつ清潔に整えられています。
埃もなく、鉛色包丁が不気味に鈍く輝いています。

★棚
棚には白い食器がいくつかしまわれていました。
どれも綺麗に磨かれています。
*目星やひらめきに挑戦、成功した場合→いつくかの食器がうっすらと濡れているのに気付きました。具体的に言うと(アンリーヌ+生き残り人数)つの食器です。

★木箱
木箱を開けると新鮮な食料がしまわれていました。
肉に野菜、香辛料までそろえられているようです。
*ひらめきに挑戦成功した場合
→女性一人暮らしにしては量が多い事に気付きます。
→古い食材が一つもありません。肉も野菜も新鮮です。


【二階寝室1】(右下)
貴方がドアを開けるとそこには蜘蛛の巣が一切ない普通の部屋がありました。
とはいえ、豪華な屋敷には不釣り合いに飾り気も何もありません。
唯一高級品だと一目でわかる天蓋つきベッド、扉の開けっぱなしの衣装棚、物書き机…それしかこの部屋にはありません。
どうしますか?

★ベッドはふかふか。かすかに香水の匂い。枕にまだ乾いていない水の跡。
★衣装棚の中にはドレスが沢山詰められています。幸運か目星に成功した場合、エクレール騎士団のエンブレム数個を見つけられます。
★物書き机の上には日記帳。
中身…
「最近クシミールに会っていない。さみしい。やっぱり喧嘩したのが悪かったのかもしれない。カウンセラーの方に相談したら、可愛いペットをくれた。この子と一緒に行けばきっと大丈夫だと。私の方から会いに行けばいいと。勇気を出そう」
「レティは日の光が苦手。だから夜にクシミールに会いに行くことにした。大丈夫、レティと一緒なら。」
「クシミールがおかしい。クシミールは死んだとクシミールが言っていた。クシミールがクシミールに花を供えていた。もしかしたら私の為を思って、死んだ事にして騎士団を抜けてくれたのかもしれない。うれしい。でも少し疲れているのかもしれない。一緒に帰ろうとしたら嫌がる。だから怪我をする前にレティの糸で縛ってあげた。これからずっと一緒だよ」
「クシミールがずっと暴れている。だから落ち着くまで地下室に連れていくことにした。小さいころいつも一緒に隠れていたよね?そこでいつも泣いていたよね?静かな地下室は安心するって言っていたよね?大丈夫、安心するまで地下室にいていいんだよ」
「クシミールが沢山いる。黒いローブのカウンセラーさん。レティをくれた黒いローブの方は、私の愛が、沢山だから、クシミールも、沢山、ああ皆愛しているわ」

ここで終わっています。


【寝室2】(左下)
貴方が扉を開けるとーーそこは暗闇でした。
窓も閉められ、外界からの光が一切入らないようになっています。
どうしますか?

★何かしらの方法で明かりをつけると、壁一面に小さい蜘蛛が這いまわっているのに気づいてしまいます。
驚いた貴方はどうしますか?
(ドアを閉める)→何の支障もなく閉められました。
(気にせず探索)→貴方が一歩足を踏み出すと、足元にいた蜘蛛を大量に踏みつぶしてしまいました。
靴をはいているはずなのに、プチプチとした感触が貴方の足にしっかりと伝わってきます。

瞬間、頭上から大きな蜘蛛が振ってきました。
幸運ダイス(1d6)を振ってください。
成功した場合は避ける事に成功し、そのままバトル
失敗した場合は頭にぶつかり、3ダメージ後そのままバトル

バトル後…
大蜘蛛を倒し終わると、大量の子蜘蛛は壁の隙間から逃げ出して行きました。
後には封筒が一枚落ちていました。

封筒の中には指輪が二つ入っていました。
目星か知識、ひらめきに挑戦成功、または指輪の内側を見るというドンピシャ行動した場合
→貴方は指輪を注視してみると、内側に"アンリーヌ" "クシミール"という名前が彫られている事に気付きました。それにより、貴方はこれがエンゲージリングなのではないか?と思いました。


【寝室3】(左上)
(犠牲者がいない場合)
貴方が部屋に入るとそこは空っぽの部屋でした。
家具もなく蜘蛛の巣と埃があるばかりです。

(犠牲者がいる場合)
貴方が扉を開けると、部屋の中心に大きな蜘蛛がいる事に気付きました。
そして、その蜘蛛の下に朽ち果てた人間の遺体がある事にもーー

蜘蛛は見るからに朽ち果てた遺体から口を離すと、貴方に襲いかかってきました!!

(大蜘蛛とのバトル)
※犠牲者の数だけ蜘蛛がいます

*バトル後遺体を調べると…
・痛みは激しいが、心臓に大きな刺し傷がある事に気付きます。
・エクレール騎士団の鎧を着ている
・(騎士団詰所で調べて知っている場合)行方不明になっている騎士だと分かる。



アンリーヌ別宅地下

【地下へ】

貴方が地下への扉を開くと、下から女性の笑い声と男性の悲痛な叫び声が聞こえてきました!

どうしますか?


【守衛室】
貴方は地下の階段すぐ横にある小部屋のドアを開けました。
すると中は蜘蛛の巣がなく、小奇麗にされていました。
家具も少なく、簡素な机と椅子が二脚、棚が一つ置かれているのみです。

奥の机の上にはランタンが置かれ、ぼんやりと室内を照らしています。
棚にはいつくかの冊子が置かれています。
どうしますか?

(机の上)
机の上には紙の束と筆記用具が無造作に置かれていました。

紙の束を手に取り読みますか?

紙の束には不思議な文字が書かれています。
どうやら古代文字のようです。
知識または解読技能でダイスを振ってください。

成功→貴方は古代文字を解読する事に成功しました!!
その紙の束には次のような事が書かれていました。

"アンリーヌの愛"
"僕はアンリーヌというニンゲンに出会った。アンリーヌは男をコロシタ。間違ってコロシタ"
"何故間違った? 何故殺した? アイシテイタ から"
"アイ 愛 そうだ 僕があの人形に負けた 原因 要因 一番キライな感情 理解できない感情"
"愛とは何か? 出来そこないの人形に理解できて 僕が理解できないのはおかしい"
"だから アンリーヌから吸い取ろう"
"愛という欲望を沢山沢山増やして 吸い取ってしまえばいい"

"ニンゲン は 今も昔も 愚か"
"ちょっと欲望を増やしてあげるとすぐに壊れてしまう"

"村全体 増やしたら 物欲カネカネカネ憎しみ だけど 一人 欲しがらず 他のニンゲンの 為が欲しいと 利用された" 
"ジコギセイ"
"僕のキライな言葉 感情 だから蛇にしてやった  そしたら壊れた"

"コイ 恋"
"増やして 耳打ち 首44つ"
"ばかみたいなニンゲン サクラの毒で頭が 壊れた"

"ステンドグラス 炎の千年"
"ちょっとの欲望 それで千年の悪意が手に入る"
"早く育て 早く羽化しろ"

"ユメ 夢"
"キライではない 甘いのはダイスキ"
"魔術書欲しがり 欲望が元々いっぱい"
"ニンゲン 僕の 道具 夢の使者にしてあげた"

"黒歴史"
"たまには僕も いたずら"
"足止めくらい なるかもね"

"アンリーヌ"
"アンリーヌは楽しい 僕のあげた蜘蛛 とってもうまく使える"
"愛 これが愛 愛って素晴らしい"

"どんどんクシミールをコロシテ 僕に愛を頂戴"

と書いてありました。

(棚)
棚の中にある冊子には医院によくあるカルテらしきものが入っていました。
開いて中を見てみると、アンリーヌの名前と毎日の体調が書かれていました。

体調に関しては精神的なものが多く書かれています。
しかしどれも専門的ではないというか、素人が医者のまねごとをして書いたような印象を受けます。


【牢屋】
*牢屋には生き残った人たち-1がいます(一人は奥でぬとぬとされています)
*一人しか生き残っていない場合はいません

(牢屋に人がいる場合)
貴方が牢屋を覗くと、奥に人が倒れているのが見えました。
ぱっと見はボロボロでまるで雑巾のように無造作に横たわっていますが…正真正銘人間です。男です。
どうしますか?
*鍵開けしたい場合→とても頑丈で精巧な南京錠で牢屋の扉は閉じられています。器用さ等の判定に-3でどうぞ。
*目星して成功した場合
→服装の特徴から、行方不明になっていた騎士の一人だと分かります。そして微かですが肩を揺らして息をしているのが確認できました。
*聞き耳をして成功した場合
→貴方は耳を澄ませてみました。すると微かてすが、寝息を立てている事が分かりました。
*(怪我をしていないか等知りたい等の場合)知識をして成功させた場合→ボロボロの衣服から覗く素肌は痛々しく、内部の肉さえ晒している箇所もあります。何かに締め付けられた痕も見えました。幸いどれも致命傷にはならない程度だと貴方は分かりました。

*声をかける場合は幸運ダイス。失敗した場合は反応がありません。
(声掛けに成功した場合)
貴方が声をかけると奥に倒れていた男はゆっくりと顔を貴方に向けました。
一瞬ビクリとしましたが、貴方の顔を確認するとホッとしたような表情をします。

男「すまない…不躾だが、この状態のまま話す事を許して頂きたい…
男「君が何故ここに来れたかは分からない…あの女性の知り合いか何かでなかったら…ここは危ない…外に出てエクレール騎士団の者たちに知らせてくれ…頼む
男「私はこの通り…起き上がれもしないのでね…情けない限りだ
男「この奥から聞こえる女性の声…聞こえるかい?…あの女性は…危険だ。見つからないうちに、早く…

そう言って貴方に逃げろと促してきます。
どうしますか?

(知っている事)
*隣の小部屋によくアンリーヌと黒い男が入って行った。
*黒い男はカウンセラーと名乗っていたが怪しい物だ。
*自分たちのこの状況を見てもアンリーヌを肯定するばかりだった
*隣の部屋でカウンセリングと称してアンリーヌと話していたが、あれは洗脳だった
*蜘蛛も黒い男が与えたらしい。

(奥の事を聞かれた場合)
*騎士団の者?→男「ああ…私はエクレール騎士団の一員……あんな蜘蛛にも勝てないなんて騎士失格だ…情けない
*何があった?→
男「ここしばらく…騎士団の者が多数行方不明になっていた…だから私は調査に…そう、最初に行方不明になった者の消息が途絶えた場所に足を運んだんだ…そしたら、大きな蜘蛛を連れた女性が現れて……私の事を"クシミール"と呼んだんだ。それで蜘蛛をけしかけられて…捕まってしまった…
男「女性は私を…いや、私たちを"クシミール"と思いこんでいるようだ…私はそのクシミールという者は知らないが…恋人だったようだな
男「彼女は私たちの事をクシミールと呼ぶが…それを肯定しようと否定しようと、こちらに危害を加えてくるんだ。この体の傷の通り…ね
男「彼女の言い分は分からない…そのクシミールに恨みでもあるのかもしれないが…愛しているとも言ってたいた…
男「すまない…これ以上は…傷が痛んでしまって……君も早く逃げるんだ

そう言って意識を失います。

(他の牢屋に人がいる場合、同じような状況なので同じように起こす事可能です。その場合…↓)
(起こした人物、最初は↑の人に必ずしてください)(二人目から↓です)

(二人目)
男「んっ…き、君は……君もあの女性の…?いや、違うね…表情を見ればわかるよ…
男「申し訳ないけれど、寝たままで話させてくれないかな…体に力が入らなくてね…
男「君はここに僕たちを助けに来てくれたのかい…?ありがとう…そうだよね、4人…ここに連れてこられているから事件になっているはずだ
男「…熱をだして寝込んでいた妹が心配だ…でも、君が危険に晒されてしまう方が心配だ。…助けに来てくれたのはお礼を言う…だけど君ではあの女性…蜘蛛に勝つのは無理だ…逃げてくれ
男「あの女性は多分クシミールの婚約者だった娘だ…彼が亡くなって錯乱してしまったのかもしれない…かわいそうなことだよ
男「彼女は大きな蜘蛛を連れている…その蜘蛛に僕は手も足も出なかった…恐ろしい魔物だよ
男「…さあ、早く逃げるんだ。そして誰かにこの事を伝えてくれ…頼んだよ

(知っている事)
*黒い男は深くフードをかぶっていたが、髪は白銀の長髪だった。
*喋り方は幼かったが只者ではない瞳をしていた。


(三人目)
男「…くっ…うぅ…お、お前は…あの女の仲間か?!もうやめてくれ!何でも言う事を聞くから…もう…
男「もうたくさんだ…俺が何をしたというんだ…女が嫌だから必死で勉強して騎士団に入ったのに…なんでなんで…
男「あの女は狂ってる!!クシミールクシミールって擦りよってきたと思ったらナイフで切りつけてくる…!しかも笑いながら泣いてるんだ…ひとしきり終わって何をするかと思えば…うぇっ…考えただけで吐き気が
男「…きっと明日にでも俺はあの女に殺される…一番反抗してるからな…でも、もういいんだ…疲れた…
男「もう行ってくれ……あんたもあの女に殺されるぞ…

(知っている事)
*何も知らない


【地下の奥】
貴方が地下を進むと、狂った女の笑い声と男の悲痛な声が大きくなってきました。

そしてー貴方は見てしまいました。

縛られた男性の上に馬乗りになり、何度も殴りつけている女性をーー
美しいであろう女性の顔は貼りつけたような笑顔で歪み、こぶしからは血が滴っています。
殴られている男性は全身痣だらけな上に切り傷も酷く、抵抗する力もないように見えます。

貴方はまだ相手には気付かれていません。
どうしますか?

(話しかけたり、攻撃した場合)
貴方に気付いた瞬間、女性は脊髄反射のようにビクンと体を跳ねさせ、男性から飛び退きました。
しかし、飛び退いた瞬間によろめき女性は床に倒れこみました。

女「いや…誰…誰なの?クシミールはどこ?今ここにいたのに、クシミールは?クシミールどこ、どこどこどこどこどこ…

うわ言のように呟き続けています。

どうしますか?

*次の行動は1つしかできません。
何もしない(話しかけようとしたり)場合→レティが降ってきてアンリーヌ捕食のあと男性も捕食(男性死亡)
女性を取り押さえる場合は→捕まった時に叫んで、レティが男性を捕食(男性死亡)
男性を助けた場合→女性アンリーヌが這いずり逃げた先にレティが降ってきて、アンリーヌを捕食(蜘蛛に)
女性を取り押さえた上で男性を助けた場合→レティが降ってきて、レティとバトル

(男性を助けた場合)
貴方は咄嗟に男性の元に走り、抱き上げました。
意識はすでにないようですが、息はしています。

しかし貴方が目を離した瞬間、女性は這いずり貴方から距離を取ってしまいました。
女性は奥の壁に体を預け、叫びます。

女「貴方がクシミールを奪ったのね?!そうなんでしょう?!カウンセラーさんが言っていたもの!貴方達が貴方達が!!!

女性は叫びながら、狂ったように笑いだしました。
彼女の目には狂気しかありません。

貴方がそう悟った瞬間、突然視界を黒く大きい物が遮りました。
―――いえ、遮ったのではない。
貴方の耳に響く何かがつぶれる音、女性の悲鳴と肉を引きちぎる音――

貴方の目の前にいた女性が天井から降ってきた巨大な蜘蛛に食べられているのです!!

目の前にいる巨大な蜘蛛はまで屋敷の中で見てきた大蜘蛛よりも遥かに巨大で、今天井から降ってきたのがおかしいくらいです。

むせかえる様な血の匂いにめまいがします。
しかしそれを振り払い、正気に戻った瞬間、大蜘蛛が貴方に振り返りました。

大蜘蛛レティとのバトル開始です
※男性はどうするか聞いてね
後ろに寝かせた場合は支障なし
適当に放り出したら捕食されます


(女性を取り押さえた場合)
貴方は咄嗟に女性の元に走り、取り押さえました。
女性は力が弱く、貴方の力でも容易に拘束する事が出来ました。

女「貴方がクシミールを奪ったのね?!そうなんでしょう?!カウンセラーさんが言っていたもの!貴方達が貴方達が!!!

女性はもがき叫びながら、狂ったように笑いだしました。
彼女の目には狂気しかありません。

貴方がそう悟った瞬間、突然視界を黒く大きい物が遮りました。
―――いえ、遮ったのではない。
貴方の耳に響く何かがつぶれる音、男性の悲鳴と肉を引きちぎる音――

貴方の目の前にいた男性が天井から降ってきた巨大な蜘蛛に食べられているのです!!

むせかえる様な血の匂い。
それを振り払い、正気に戻った瞬間、大蜘蛛が貴方に振り返りました。

大蜘蛛レティとのバトル開始です
※アンミール拘束したままです。
ロープなどで拘束していない場合は手を離さないと攻撃できません。
回避-40
魔法戦闘の場合も蜘蛛の攻撃当たった瞬間にアンミール捕食されます。


(女性を取り押さえた上で男性を助けた場合)
貴方達は咄嗟に男性と女性の元に走り、それぞれの行動をしました。

男性を抱き上げると、意識はすでにないようですが、息はしています。
女性は力が弱く、すんなりと拘束する事が出来ました。

女「貴方がクシミールを奪ったのね?!そうなんでしょう?!カウンセラーさんが言っていたもの!貴方達が貴方達が!!!

女性はもがき叫びながら、狂ったように笑いだしました。
彼女の目には狂気しかありません。

貴方がそう悟った瞬間、突然視界を黒く大きい物が遮りました。

女「レティ!!

女性がそう叫びます。
目の前にいる巨大な蜘蛛に。
今まで屋敷の中で見てきた大蜘蛛よりも遥かに巨大で、今天井から降ってきたのがおかしいくらいです。

巨大蜘蛛はゆっくりと貴方達に向き直りました。
大蜘蛛レティとのバトル開始です
※アンミール拘束したままです。
ロープなどで拘束していない場合は手を離さないと攻撃できません。
回避-40
魔法戦闘の場合も蜘蛛の攻撃当たった瞬間にアンミール捕食されます。
男性は戦闘前にどうするか聞いてください。
安全な個所に寝かせた場合は支障なしです。


(何もしない)

女「貴方がクシミールを奪ったのね?!そうなんでしょう?!カウンセラーさんが言っていたもの!貴方達が貴方達が!!!

女性はもがき叫びながら、狂ったように笑いだしました。
何を言っても彼女の目には狂気しか映らなくなっているようです。

貴方がそう悟った瞬間、突然視界を黒く大きい物が遮りました。
同時に"ぐしゃり"と何かがつぶれる音も貴方の耳に届きました。

女「レティ!!

女性がそう叫びます。
目の前にいる巨大な蜘蛛に。
今まで屋敷の中で見てきた大蜘蛛よりも遥かに巨大で、今天井から降ってきたのがおかしいくらいです。

その大きさに少し後ずさる貴方は気付きました。
――先ほど殴られていた男性が巨大蜘蛛につぶされている…と。
むせかえる血の匂いを気にもせず、女性は巨大蜘蛛に走り寄りました。

女「ああっレティ!助けて!!あいつらが…クシミールをコロッ…

女性の声が唐突に途切れました。
――女性の上半身が巨大蜘蛛の口にかじりとられたのです。

力を失くした下半身がドチャリと床に放り出され、先ほどつぶされた男性の血の池に沈みます。

気色の悪い租借音の後、巨大蜘蛛はゆっくりと貴方達に向き直りました。
大蜘蛛レティとのバトル開始です

蜘蛛との戦いそして結末

【レティ戦】
※レティは3ターンで「大蜘蛛アンリーヌ」に変身します。なので3ターンまではHP無限です。
※アンリーヌをまだ捕食していない場合は、バトル中食べた瞬間に「大蜘蛛アンリーヌ」に変身します。HPは300です
※ほぼ不可能だとは思いますがアンリーヌを守りながらレティに勝利できた場合は、シナリオクリアです。アンリーヌは廃人になります。クシミールを殺した事も騎士誘拐ももみ消されての結末です。

(アンリーヌを確保しているルート)
*バトル開始時にアンリーヌを拘束しているPCに「アンリーヌを捕まえているままでの戦闘開始です。もし捕まえている手を離したり、片手だけになった場合は逃げます。また、捕まえたままの状態では回避判定は-40となります」と伝えましょう。
*アンリーヌを捕まえているPCが防御を宣言した際に「どう防御しますか?」と聞いてください。ここで「普通に」や「アンミーヌを盾に」と言った場合はアンミーヌを奪われ捕食されます。「アンリーヌを庇うように」や「背中で受けます」と言った場合はアンリーヌ護りOK
*巨大蜘蛛は基本的にアンリーヌを狙います。彼女がフリ―になった場合、攻撃が命中した場合↓

★アンリーヌがフリ―になった場合
貴方は思わず女性から手を離してしまいました。
女性は自由になった瞬間、巨大蜘蛛の元へ走り出します。

女「ああっレティ!助けて!!あいつらが…クシミールをコロッ…

女性の声が唐突に途切れました。
――女性の上半身が巨大蜘蛛の口にかじりとられたのです。

力を失くした下半身がドチャリと床に放り出されます。

気色の悪い租借音が地下に響き、蜘蛛がブルブルと震えだしました。
キチキチと関節も鳴らし、
次の瞬間、頭部が裂けて女性の上半身が這い出てきました。

それは先ほど上半身を喰われた女性、貴方が先ほどまで腕を掴んでいた、確かに体温を感じていた女性です。

「ア…アアアア…アイ…アイシ…クシミ…アアアアアイ

ゆっくりと瞳を開けた女性の口から壊れたおもちゃのような声が漏れ出てきます。
その姿は、まるでアラクネ。
蜘蛛の体をした美しい女性の魔物のようです。

いいえ、もうすでに彼女は人間ではないのでしょう。

恋人を殺し、騎士たちを自分の"巣"に絡め捕った時点で…

ー――大蜘蛛アンリーヌとの戦闘開始です。


★アンリーヌに攻撃が当たった場合
巨大蜘蛛は貴方の腕に掴まれていたアンリーヌに向けて糸を吐き出しました。
貴方は避ける事も出来ずに、成すすべなく女性は糸で引っ張られ、巨大蜘蛛の元へと飛んでしまいました。

女「ああっレティ!助けて!!あいつらが…クシミールをコロッ…

一瞬でした。
宙を舞う女性の声が不自然に途切れ
――女性の上半身が巨大蜘蛛の口にかじりとられたのです。

力を失くした下半身がドチャリと床に放り出されます。

気色の悪い租借音が地下に響き、蜘蛛がブルブルと震えだしました。
キチキチと関節も鳴らし、
次の瞬間、頭部が裂けて女性の上半身が這い出てきました。

それは先ほど上半身を喰われた女性、貴方が先ほどまで腕を掴んでいた、確かに体温を感じていた女性です。

「ア…アアアア…アイ…アイシ…クシミ…アアアアアイ

ゆっくりと瞳を開けた女性の口から壊れたおもちゃのような声が漏れ出てきます。
その姿は、まるでアラクネ。
蜘蛛の体をした美しい女性の魔物のようです。

いいえ、もうすでに彼女は人間ではないのでしょう。

恋人を殺し、騎士たちを自分の"巣"に絡め捕った時点で…

ー――大蜘蛛アンリーヌとの戦闘開始です。


(アンリーヌが捕食されているルート)
※レティは3ターンで「大蜘蛛アンリーヌ」に変身します。なので3ターンまではHP無限です。

★3ターン後
貴方は巨大蜘蛛の様子を見て違和感を覚えました。
いくらダメージを与えても、全く効いている様子がないのです。

ー―逃げてしまおうか

そんな考えが脳裏をよぎった瞬間、唐突に蜘蛛がブルブルと震えだしました。
キチキチと関節も鳴らし、6本の足を折って床にうずくまってしまいました。

何か行動があればどうぞ。

(何をしても無反応&攻撃しても全く効かない。RPタイム)

ー――と、次の瞬間、弾ける音と共に蜘蛛の頭部が裂け、女性の上半身が這い出てきました。

それは先ほど喰われた、あの女性です。

「ア…アアアア…アイ…アイシ…クシミ…アアアアアイ

ゆっくりと瞳を開けた女性の口から壊れたおもちゃのような声が漏れ出てきます。
その姿は、まるでアラクネ。
蜘蛛の体をした美しい女性の魔物のようです。

いいえ、もうすでに彼女は人間ではないのでしょう。

恋人を殺し、騎士たちを自分の"巣"に絡め捕った時点で…

ー――大蜘蛛アンリーヌとの戦闘開始です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

貴方の放った一撃がアンリーヌの急所を打ち取り、力なく床に倒れました。

足元の石畳の隙間をつたい、アンリーヌの血液が貴方の足元に届きます。
その色は赤には程遠い、毒々しい紫色をしていました…

アンリーヌの体が少しずつ縮み、乾いていくのが分かります。
美しかった白亜の肌が土色に変わっていきます。

アンリーヌはうっすらと瞳を開けて絞り出すような声を出しました。

アンリーヌ「クシミール…ゴメンナサイ…ワタシ…ワタシガワガママ…イッテ…ゴメンナサイ…
アンリーヌ「アナタ…ノ…タメナラ……オバアチャンニナルマデ…マテタノニ…ゴメンナサイ…
アンリーヌ「ワタシ…オカシクナッテタ…ゴメンナサイ

…アンリーヌが亡くなるまでもう少し時間がありそうです。
何か行動あればどうぞ。


(黒い男についてきいた場合)
虚ろな目をしつつも、アンリーヌは貴方の問いに口を開きましたー――が次の瞬間貴方の背後から炎の球が飛んできて、アンリーヌに直撃してしまいました。
炎はアンリーヌの体を一瞬で灰にし、後には何も残りませんでした。

どうしますか?

背後を振り返ると黒いローブを着た人物が立っています。
クスクスと笑った後「愛なんてくだらないよ」と言い、ストンとローブだけ残して忽然と消えてしまいます。

7【デオルート】

【デオルート】
貴方は特徴的な模様が彫られた鉄の扉の扉を押し開けた。

中は木造の部屋だった。
壁は切り出した板をそのまま打ち込んだのであろう加工も何もされていないシンプルなもの。
周りの家具は少なく、小さな本棚、小さな机、小さな棚。
そして整えられたベッドは端に追いやられている。
ベッドの脇の棚の上には何枚かの写真が飾られている。

その写真を何気なく覗き込むと、家族らしき五人が穏やかに笑っているもの、真顔の男性と可愛らしい女性が羊を真ん中にして映っているのが一枚、そして数枚の子供の写真があるのがわかった。

貴方が部屋を見回していると、部屋の奥にあったドアが開き、エプロン姿の男性が入ってきた。
男性は貴方の姿に気が付くと、慌てず着ていたエプロンを脱ぎ、ベッドに投げてから貴方に向き直った。

デオ「…お前がルーベの言っていた人間か?

ルーベの部屋でご飯を食べたか否か

食べていない場合は次のダイスへ
食べた場合は→
デオ「…昼食はおいしかったか?

そういう男の声色は感情は込められていなかったが、不思議と冷たさは感じられなかった。

ここで1d6ダイスを振ってデオを観察してもいいよ!!
成功したら→髪は鈍い銀色で短く切りそろえられている。長い前髪から覗く瞳は髪より鮮やかな銀色でまるで雪の結晶を思い出される美しさをたたえていた。。
顔に一切の表情はないが女性のように美しく整ったイケメンで、銀色のまつ毛がきらきらと輝く。
一番の特徴は頬にある刺青で、確かここへのドアにも彫られていた不思議な文様だ。
失敗→美人だなー

男はは貴方を見据えつつ、話し始めた。

→デオ本編「お人よしの最期」

お人よしの最期

【概要】
とある医者を殺してほしい。

ある村に住んでいた医者が命を蹂躙するようになったので、殺してほしい。

【真相】
その医者はとても優秀でどんな大病も治してしまう腕利きの男だつた。
貧しい者には治療費も請求せず、誰に対しても真摯に接していた。

そんなお人よしな男を周りはだんだんと良いように使い始めた。
金があるのに払わない。他愛もない怪我でも昼夜問わずに治療させる。終いには嘘泣きで金を巻き上げ始めて金がなくなれば違法な薬を作らせて売らせた。

男はそれでも"人のため"と頑張り続けた。
そして過労で瀕死になっても、自分で作った薬で回復して、また働く。
だんだんと気味が悪くなった周りの者たちは森の奥に医者を追いやるが、医者は毎夜村にやってきて住人達の家のドアを叩く。

ある時ある村人が耐えかねてドアを開けてしまうと、そこには下半身が巨大な蛇に変貌した医者がいた。

医者はその村人を絞めて骨を砕き「治しますからね、大丈夫」と完璧な治療を施した上で、森の奥へと攫って行く。
攫われた者は森の奥で同じように下半身を蛇にされて自我を失う。
そして森の奥に村を作って平和に狂った生活を送る。

PL達はその村を探し出し、医者を殺すのが目的。


【登場人物】
*医者(アダラ)
お人よしで誠実な男。
医者としての腕も良く、元々は周りから慕われていたが、謎の男によって欲望をさらけ出された村人によって利用され、頭がおかしくなる。
さすがに医者も途中でおかしいと思ったが、謎の男の魔法によって判断力を鈍らされていた。
ぼろ屑のようにされた後、森に追いやられ、そこで謎の男によって下半身を大蛇へと変えられ欲望(人を助け、慕われたい)に忠実に生き始めてしまう。
ちなみに元々はデオさんの敬虔な信仰者。

*村人たち
謎の男によって欲望を肥大化させられ、医者を利用しつくした者達。
元々はとても良い人たち。
今は全員蛇にさせられ、医者の平穏な村で蛙やら鳥食べてる。

*謎の男
村人や医者に魔法をかけた事件の元凶。
村へは占い師という名目で来た。
詳しくはルーベルート。

*逃げてきた村娘
医者に思いを寄せていた娘。しかし医者を利用してしまった一人。
医者に罪悪感を覚えつつ、都に逃げてきた。
医者の姿も目撃済み。
皆がおかしくなる前に謎の男に会って、何かのまじないをかけられた、と証言。
彼女を訪ねた場合、医者が好きだったというお香をくれる。これで正気に…的な。


【情報】
★村に行くとものけの空。そこにたまたま通りかかる商人が「この村の者たちは皆行方不明だよ」と教えてくれる。
★村を探索すると村娘の日記が見つかる。そこには「都に逃げる」と住所のメモが挟んである。
★村娘に話を聞く前に森に入るのも可。

【村に入ってから】
★どんな侵入方法であれ、捕まってしまう。村人大量。
★縛られて小屋にぽい。
★ここからリアル時間で20分経過で医者が来る。
★縄は攻撃力で成功すればほどける。
★小屋は医者の家。探すと日記とか見つかる。
★お香は軽く擦れば火が付いて煙が出る仕組み
★お香を焚けば医者弱体化
★医者が死ぬと村人たちも干からびて死す


【フローチャート】
デオから話を聞く→おじゃまします()→とある村に行く→探索する→街に戻るなら戻る→娘に会う→娘にお香を託される→再び村へ→この時夜になっていたら医者に捕まる→連れて行かれる→リアル時間脱出ゲーム→医者と対峙&バトル→勝利!→おわり

自己紹介と話

【自己紹介と依頼】
デオ「自己紹介がまだだったな…俺の名前はデオ……ルーベの昔からの知り合いだ…

…早速だが、お前に頼みがある。もちろん、断っても良いが…ここに来た記憶は消させてもらう。

デオ「…いいんだな?
……お前にはある村にいた医者を探し出し、殺してほしい。
それだけだ。

と、目の前の男…デオは言葉少なく貴方に話しました。
RPをどうぞ。

*何故?医者とは?→
デオ「…奴は命を弄んでいる。

*どこにいる?
デオ「フタトナリ村に住んでいた…が、今は村の奥の森にいる。

*命を弄ぶ?詳しく
デオ「……奴は優秀な医者だった。求められたら貧しい者でも助け、人々の為にと奔走していた…
しかし、そんなお人好しは利用され、狂ってしまった
……せめて最期は人の心を取り戻してやりたくてな…

*仲間にしたい場合は話術でダイス。
ウトゥックまたはギルツの依頼を先に済ませている場合は判定+10
ご飯を食べてるばあは+10 食べていない場合は-10
成功した場合は→デオ「…わかった。ただし力はセーブさせてもらう…お前ごと破壊したくないからな
失敗した場合は→ウトゥック「…今はここを離れるわけにはいかない。すまない…代わりコレを…
★★アイテム【癒神の護り石】を入手(このアイテムはバトルで一度だけデオを呼び出し攻撃してくれる)★★

ウトゥック「…出口はそこだ

そう言ってデオは後ろの扉を指差した。

プラント・ペコラ

【ペコ】
貴方が扉を開けると、そこは美しい部屋だった。
センスの良い壁紙に細工の施された柱、控え目に飾られた調度品は白で統一されている。

そして明らかに先程の部屋とは”世界”が違うと本能的に悟った。

貴方が一瞬魅入っていると、部屋の中央から声が上がった。

ペコラ「き、貴様何者だ!?

貴方が視線を向けると、そこには銀髪の美しい男性が驚愕の表情で立っていた。

美しい銀髪を長く伸ばし、1本1本がキラキラと輝いている。
紫色の瞳には困惑した色が混ざっているが、顔立ちはそこらの男性より何倍も整っている。
線が細い、美男子といった所だろう。

ペコラ「…いや、我が主の扉から出てきたという事は主に選ばれし者、という事か?信じられん、こんな貧相な者が!!

*デオがいる場合はペコラにわけを話してくれる。いない場合はこのままRP

*ここはどこだ?と聞かれた場合→
ペコラ「そんな事も知らずにデオ様に選ばれたのか?理解出来ん……
ここは現世。貴様が今出てきたのは神の間。デオ様の部屋だ。
この部屋はその現世と神を繋ぐ契約の間。貴様にも分かりやすく言うと、神の現世での執務室…本来貴様のような低俗なものが立ち入ることのできぬ場所だ。
選ばれし私にしか入れぬはずの聖域のはず…

*誰かと聞かれた場合→
ペコラ「私はペタル王族に名を連ねる六名家の一つ、にして頂点、癒神の加護を与えられしペコラ家当主プラント。
王に最も近く、王の最も濃い血族……ふふふ、いわば私は選ばれしエリートなのだよ!

*医者について聞かれた場合→
ペコラ「その事については私も憤怒している。
医者でありながら、命を弄ぶような下劣な行為を…

ペコラ「医者がどういう者かは聞かされたか?…お人好しで誰に対しても分け隔てなく救いの手を差し伸べる…医者の鏡のような男だ。
だがな、どういうわけかある時から突然良くない噂を聞くようになった。
違法な薬を売り歩いているだの違法な臓器移植を繰り返しているだの…
そして住んでいた村を追い出されて、森の奥へと追放された……ここまでならば私もデオ様も知らぬ所にするだろう。だが、医者は狂っていたんだ。
…化け物へと魂と心を捧げ、村人の元へ夜な夜な現れては襲い、攫う…
……命を何だと思っているのだ…!

*ペコラさんを仲間にする場合
デオがいる場合は断る。いない場合は話術でダイス。
回復系スキルを持っている場合は判定に+10
死霊術師の場合は自動失敗した
成功した場合は→
ペコラ「分かった。そこまで言うならば、この最も優れていて、最も賢く、最も尊い私も行くとしよう!

集合住宅

【罪を背負う娘】
※ギルツルートをクリアしている場合
貴方は都の集合住宅地帯にやってきました。
天気が良いので窓から洗濯物が干され、外でくつろいでいる人もちらほらと見かけます。

※ギルツルートをクリアしていない場合
貴方は集合住宅地帯へと足を運んだ。

集合住宅の建物は赤いレンガ作りで日当たりも良く、雰囲気も良い。
天気が良いので窓から洗濯物が干されていたり、外でくつろいでいる人がいても良いはずだが、何故か人は一人もいなく洗濯物一つもなかった。


*フタトナリ村に行っていないまたは娘の日記を読んでいない場合はそのままRP

*フタトナリ村に行って娘の日記を読んだ後→
貴方はフタトナリ村で手に入れた日記と挟まれたメモを頼りに、目的の部屋へとやってきました。
ノックをするとすぐに線の細い娘が出てきました。

娘「どなたでしょうか…?

*失礼のないRPなら普通に中に入れてくれます。

*貴方達は部屋の中へ案内され、ボロい椅子へと促されます。
娘はお茶を出し、改めて貴方達に尋ねました。

娘「あの村に行ったのですね…?

*聞かれた事は素直に答えます。責められたら泣いて詫びます。

娘「私も何故彼にあんな事をしてしまったのか分かりません。私の中の悪意にまるで乗っ取られたかのように、ただただアダラさんの事が憎らしくて…
娘「確か都から来た占い師が来てから…私たちはおかしくなったのかもしれません。だけど、それは言い訳なんだと思います。心のどこかで皆…私も、悪意があったのでしょう…
娘「けれどある日突然霧が晴れたように正気に戻りました。皆。けれど、アダラさんだけは元には戻りませんでした。
娘「アダラさんは骨折や過労死しかけているのに、自分で治療して…私たちの為だと言って…狂ったように働き続けていました。
娘「こういってしまうと私は最低だと思われますが…あのアダラさんは生きる屍…いいえ、それよりも酷くおぞましいものになっていたのだと思います。
娘「正気に戻っていた私たちは彼への罪の意識よりも…彼を恐ろしく思ってしまいました。ですから…森の奥へと追放してしまったのです。
娘「身勝手だと事だと思いますが…これでまた村は以前の平和な日常に戻れる…皆、そう安心していました。けれど、数週間後にアダラさんは村にやってきたのです…異形の姿で
娘「ある夜、村の家のドアを叩く音がしました。一軒一軒丁寧に。私は聞き覚えがありました。いいえ、忘れられるはずもありません。その控えめにドア叩く音と優しく語りかける声…アダラさんに間違いがありませんでした。私は…私は扉を開けようとしました。けれど、窓から見てしまったのです。
まだらの鱗におおわれた、ぬめぬめとした艶やかな長い蛇の体…アダラさんの上半身はそのままで、下半身だけは巨大な蛇…
アダラさんは私が窓から見ている事に気付くと、恐ろしく、本当に穏やかな笑顔で"なおしてあげるよ"と言ってきたのです。
私はそこで気を失ってしまいました。
娘「目が覚めると、もう朝で…隣の家の人がアダラさんに連れ去られたと…
娘「話によると、ドアを開けてしまった人に巻きつき全身の骨を砕いてから、丁寧に治療して、あの言葉…"なおしてあげるよ"と言って…森に連れ去ったとのことでした…
娘「村の人たちはすぐに森に入って、アダラさんを…退治しようとしました。けれど…その人たちも戻ってきませんでした…
娘「私は都の騎士団に報告し急いで行きました。けれど…騎士の方々を連れて戻った時にはもう…村は…

娘「騎士団の方は他の事件で、この事に対しては後回しにしているのです。お願いです…アダラさんを…皆を…助けてあげてください…

娘はそう言って泣き崩れました。

*退室しようとすると…
娘は貴方を呼びとめます。
少し待っていてください、と言い奥の部屋へと行きすぐに戻ると貴方達に小さな袋を渡してきます。

娘「それはレモングラスの香り袋です。アダラさんが好きだった、お香の…もしかしたら、これで彼が正気に戻ってくれるかも…
中に固形のお香も入っています。でも気を付けてください。固形のお香は床に軽く擦るだけで燃えだして大量の煙を出しますから。

貴方は香り袋(中に固形のお香5つ)を手に入れました!!
袋は特殊なものなので、固形お香が袋に入っている限り煙は出ないので安心してください。


娘は貴方を見送り、何度も背中に"よろしくお願いします""ごめんなさい"と繰り返し繰り返し言っていました。

フタトナリ村

【廃墟の村】
貴方は教えてもらった、都ペタルから歩いて1時間半のフタトナリ村へとやってきた。

しかし、一歩足を踏み入れた時点で貴方は人の気配が全くしない事に気付きました。
話によると、少なくとも医者の他に村人がいるはずだが…

貴方が知識と事実の相違に困惑していると、後ろからガラガラという荷馬車の音が聞こえてきました。
振りかえると人のよさそうな恰幅の良い商人らしき男が荷馬車の上から貴方に話しかけてくるところでした。

商人「やぁ~、あんたこんなところでどうしたんだい?ここの村にはもう誰もいないよ。
商人「そこに大きな森があるだろう?そこにな、バケモンがいるって噂でなぁ、この村の人たちは皆そのバケモノに連れ去られたって話だ。
商人「バケモンは夜にしか出てこないって話だからさ、俺もここの横の道を使わせてもらってるけど…いやぁ、くわばらくわばら…あんたもくれぐれも気をつけてくれよ?
商人「そうだ、ここで会ったのも何かの縁だ。アイテム、何か買っていくかい?
*アイテム屋シートを差し出す*
商人「そういえば、ここに住んでいた女の子をこの前都まで乗せて行ったよ。都に引っ越すとか何とかで…ここの村の事情も知っているんじゃないかな?

【廃村探索】
商人を見送った貴方。
再び振りかえると眼前には廃村となったフタトナリ村。
人がいなくなってから時間もあまり立っていないようですが、ぱっと見て多くの家が荒らされています。盗賊か何かの仕業でしょう。
探索できるのはあまり荒らされていない4軒のみです。

まだ日は高いですが、家一軒の探索はダイス3回までです。
ダイスを振らずに探索、またはダイスを6回振った時点で日が暮れます。
日が暮れた後も探索は可能ですが…
どうしますか?

【家】
貴方は小屋の中に足を踏み入れました。
やはり人が住んでいないと家はすぐに傷んでしまうようで、床板がギシギシと軋みます。
床を踏みしめるたびに埃が舞い上がり、日の光に照らし出されてキラキラと輝いています。

貴方の前には生活に必要な家具一式が揃っています。
めぼしい物があるか1D6でダイスどうぞ。
1・2・3→何も見つかりませんでした。
4→回復薬を見つけました!!
5・6→日記を見つける。日記を見つけてある場合はMP回復薬を見つけます!!

*日記→
貴方が家の中を見て回っていると、一冊の日記帳を見つけました。
どうしますか?読みますか?読むと時間が経過、いわゆる1行動消費します。

読む→
その日記はどうやら女性が書いたようです。
他愛のない、ただ平凡な日々の生活が書かれています。
収穫した農作物の事、隣近所の人たちの笑い話、森の恵み…そして、医者への感謝とほのかな想い…
この日記からこの村の人々は医者を含めてお互いを想い合い、幸せに暮らしていたことが分かります。

しかし、ある日付からその様相は変わっています。
村に黒ずくめの占い師がやってきて村の人々に不吉な事を言われ、それから何故か頭がぼんやりとし始めた事。
仕事に身が入らず、些細なことで隣近所の人々といがみ合った事。
偽善者の医者を皆で一斉に嫌がらせをし始めた事。
ちまちまと稼ぐ事が馬鹿らしくなった事。医者を利用して違法な薬を作らせ売らせた事。

目を背けたくなるような生々しく詳細な内容に貴方は気分が悪くなりますが、唐突に日記の筆者の字が最初の方の綺麗なものに戻ります。
そこからは、何故今まで隣近所でいがみあい、医者をかばわなかったのか?
まるで自分でなくなっていたようだ。
自分は医者になんて事をしてしまったのだろう?という後悔の文が綴られています。
そして最後のページに

"お医者様が バケモノに なってしまった"
"もう耐えられない。都の騎士団に助けを"

で終わっています。
日記帳を閉じると、メモが数枚ハラリと貴方の足元に落ちました。
確認してみると、それは都の集合住宅の住所と部屋の契約書でした。


※マップの家2が医者の家
その家の中は他の家とは異なり、瓶や医療器具が多数床にちらかっていた。
貴方は破片に気をつけながら足を踏み入れる。
めぼしい物があるか1D6でダイスどうぞ。
1・2・3→何も見つかりませんでした。
4・5→回復薬を見つけました!!
6→一枚の紙が落ちているのに気付きました。その紙は何かしらの本から破かれたもののようで、手書きの文字でこんな事が書いてあります。

"●月●日 今日都から来たという占い師が村の人たちを見て回っていた。無料で占ってくれるのはとても親切だとは思うが、一様に暗い結果しか言わないのはどうかと思った。かくいう僕も彼に占ってもらったが散々な結果だった。そんなつもりはなかったが、ショックを受けてしまっているのかもしれない。少し体がダルイ。村の人たちも少し無気力になってしまっているようだ。精神的なケアも医者の仕事だ。明日からまた人々のために頑張ろう。"

と書いてありました。


*探索またはダイス6回で夕暮れ。
この時点ですぐに帰ればセーフ。
ただし他の行動に移ろうとするとアダラ登場。

まずは1D6でダイスをどうぞ。
失敗した場合は不意打ち。
成功した場合は→
貴方が村での探索を続けようとした時、森の方角から巨大な何かが這いずる音が聞こえてきました。
どうしますか?

*隠れる→
上手く隠れられるか1D6でダイスをどうぞ
(成否関係なく同じ)
貴方は咄嗟に身を隠しました。
ずるずると不快な音をさせて現れたのは、巨大な蛇。
上半身は人間だが、本来人間の足のある部分が大蛇になっている。
月明かりにその異様な体を投げ出し、身をよじり、ゆっくりと、ゆっくりと、村の中を這いまわる。

アダラ「ナオシテアゲルヨ ナオシテアゲルカラ イタクナイヨ ダイジョウブダヨ ナオシテアゲル

シンと静まりかえる村に大蛇男の低く、しかし穏やかで優しい声だけが響く。
表情は見えにくいが、笑っているように感じられた。

そして、それがしばらく続いてから這う音も声もしなくなった。
どうやら森の奥へと去ったらしい。貴方はホッとした

次の瞬間

アダラ「 ミ ツ ケ タ 

貴方の頭上に、貴方の背後に、貴方の隣に
恍惚とした笑みを浮かべる男の顔が、そこにあった。

失敗→敵の不意打ちです!!回避ダイスに失敗した場合は捕まってしまいます!!
成功→
しかし貴方は相手が滑り込む直前にバックステップをし、村の一番広い広場へと走る事に成功しました。
大蛇男もそれを追い、貴方と対峙しました!!
戦闘開始です!!
※ここの戦闘は特殊です。
一度でも大蛇男の巻き付き攻撃に当たってしまったら即気絶からの連れ去られます!!

*立ち向かう→
貴方は果敢にもその音の主の前に飛び出しました。
月明かりに浮かび上がったのは巨大な大蛇。否、上半身だけは男である。
ぬめりと輝く鱗、巨大な蛇の体をよじり、貴方と対峙する。

アダラ「イタクナイイタクナイイタクナイ ダイジョウブ ナオシテアゲルヨ

シンと静まりかえる村に大蛇男の低く、しかし穏やかで優しい声だけが響く。
表情は見えにくいが、笑っているように感じられた。

戦闘開始です!!
※ここの戦闘は特殊です。
一度でも大蛇男の巻き付き攻撃に当たってしまったら即気絶からの連れ去られます!!


**ここで勝ってしまった場合**
貴方の最後の攻撃に大蛇男は悲鳴を上げながら、倒れました。
身をよじり、ひとしきり苦しそうにした後糸が切れたかのように体の力が抜け、そして、時が早まったかのように腐り始めて骨となり、骨も粉となり風に紛れて飛んで行ってしまいました。

おめでとうございます。シナリオクリアです!!

後日談
後日、森の中に大量遺体があるのが発見されました。
その遺体は本来曲がってはいけない方向に手足を折り曲げられ縛られた異様な姿だったようです。
不思議な事に、その村人たちは森の木こり小屋の周りに家らしきものを作り、暮らしていた痕跡があったそうです。
そして皆笑顔だった…とのことです…

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蛇の村

【森に入って蛇の村を目指す】
貴方はフタトナリ村を抜け、深い森に足を踏み入れました。
森の中はじめじめとしており、貴方は一歩足を踏み出すたびに不快感を感じます。

そうして歩き続けていると視線の先に異様な物が見えてきました。
それは枝と枝を貼り合わせたような歪なもので、まるで子供が作るような謎のモニュメントのようです。
その謎の物がそこらへん一帯にいくつも置いてあります。

それが何なのか、知識でダイスをお願いします。
成功→貴方がそれがそこらへんの枝で作った家だと察する事が出来ました。
失敗→変なのww

他にも何かが見えるかもしれません。
1D6でダイスを振ってください。
成功→向こうの方にはきちんとした木の板でできた小屋があるのが見えました。
失敗→何も見えん~

さて、ここからどうしますか?

(ここからリアル時間5分後にアダラさん登場)

*変な家を調べる→
ちょうど良く目の前に影になりながら近づける物があります。どうやって近寄りますか?
(ここで遠慮ないと起きる)
(GMがダイスを振って、中の蛇人間が起きるかダイス)
起きない場合(失敗)→
貴方が恐る恐る近寄ってみると、何かが中で眠っているのに気付きました。
★さらに覗きますか?★
その眠っているのをよく観察すると、それは、人間だとわかりました。
しかしその姿は異様で、手足が本来曲がらない方向に折りたたまれ、そのままロープで縛られているのです。
時折身をよじり寝返りをする姿はまるで、蛇のようでした。

起きた場合(成功)→
貴方が奇妙な物体に近づいたその時、物体の中で何かが蠢き、空いていた穴からひょっこりと何者かが顔を出しました。
…顔だけは人間の男でした。しかし、無表情に貴方を見つめる姿は不気味としか言い表せられません。
その無表情な男はズルリと奇妙なものから這い出ると、さらに異様な姿に貴方は絶句してしまいました。
手足が本来曲がらない方向に折りたたまれ、そのままロープで縛られているのです。

その姿はまるで、蛇のようでした。

男「ヨウコソォォォオオオオオオオ!!

男は周辺一帯に響く声でそう叫びました。
すると周りの異様な物体からも同様の姿をした男女達がズルリと這い出て口々に同じ事を叫び出します。

そして次の瞬間耳元で"ナオシテアゲヨウネ"と低く優しい男の声がしたと思うと、貴方の視界は暗転してしまいました。


★小屋に行く場合→
*ここでもPLにどうやって行くかを聞く。もし村の中央を通った場合は気づかれる。
*裏の方からこっそり行った場合は大丈夫
貴方はここ周辺で唯一きちんとした家の形…ほぼ小屋ですが…をしている建物へと近づきました。
おそらく元々は木こりの休憩所として使われていたらしく、古い斧と薪が転がっています。
小屋は小屋ですが、窓のガラスは割れていてほぼ役に立っていません。
中からは人の気配はしません。

どうしますか?

*家の中を調べる場合→家の中

【探索中に5分経過】
貴方が次の行動に出ようとした、次の瞬間、耳元で"ナオシテアゲヨウネ"と低く優しい男の声がし、貴方の視界は暗転してしまいました。




家の中

【リアル脱出ゲーム】
貴方は体の痛みで目を覚ましました。

ぼやける思考を振り払うと、自分が縛られ小屋の床に転がされていると分かりました。
…どうやらここは先ほどの場所から見えた小屋のようです。

窓のガラスは割れ本来の役割を果たしていない。
ぐちゃぐちゃにされた棚、崩れた本の山、壊れた簡易ベッドとテーブル、半壊しているキッチン
貴方の正面にはヒューヒューと隙間風を入れ込む扉、後方には少し小さめの扉があります。

しかし、貴方は縛られています。
身に着けていた武器もアイテムもすべてなくなっています。
(唯一残されているのは都で預かった香り袋です)

ここからリアル時間制限で探索してください。
一定時間が経過する、または何かしら外の者たちに気付かれるようなアクションをすると探索ターンを終了し次のシーンに進みます。

アドバイスをすると、武器がないままですと武器を使ったスキルが使えません。
魔法系、徒手空拳スキルはそのままです。
あとまずは縄をどうにかしましょう。
縛られたままですと、色々な行動に制限を設けます。

それでは、用意はいいですね?
ここからリアル時間制限開始です。


*縄→
縄は古いようで、切れかかっているのが分かりました。
しかし、元々は丈夫なものらしく、力を込めないと引きちぎることはできません。
引きちぎる場合は攻撃力ダイスで成功してください。

*縄から解放されて→
貴方は縄から解放されました。
そっと物音をたてないように立ち上がり、改めて辺りを見回すと、窓から小さい小屋が見える事に気付きます。
そして、ちょうど良くその小屋の近くには最初に確認した小ぶりなドアがあります。

*外の様子→
貴方は外の様子をそっと確認してみました。
すると外では手足を歪な状態で固定された人々と巨大な蛇の体をした男が楽しそうに談笑していました。
しかし、そこにいる全員の言葉は支離滅裂で聞いているだけで貴方は頭がおかしくなりそうになりました。

*薬品棚→
貴方はぐちゃぐちゃにされた棚へと近づきました。
近づいて気付きましたが、その棚は薬品棚だったようで様々なラベルの瓶が散らばっています。

*薬品を手に取る場合→
貴方は薬品を一つ一つ手に取り、中身の入ったものを確認しました。
中身の入った瓶のラベルは破けていたり、読めなかったりでしたが、成分表はきちんと読む事が出来ました。
★ナフタリン&硫黄
★ケラチン
★硫酸
(知識ダイスを振っても良い)
成功した場合→ケラチンとは、たんぱく質が焼けた時に臭う成分だという事がわかります。

*壊れたベッドまたは机→
貴方がベッド(机)に近づくと、近づいた拍子に部品がガタリと床に落ちてしまいました。
(ちょっと間をおいて)
次はどうしますか?

*キッチン→
貴方が半壊したキッチンに近づくと、小ぶりな鍋と壊れかけた小さな棚がある事に気付きました。
★鍋→鍋の周りにはハエがたかっています。(開けたら中に鳥の死骸が山ほど煮込まれています)
★小さな棚→とても不快な匂いがしています。(開けたら蛙の死骸。ウジわいてるよ)

*本の山→
恐らく医術書であろう本が大量に積み上げられ、崩れています。
ここを調べる場合は1D6を振ってください。
何度でもやり直しおっけーです。
123→特にめぼしいものはみつからなかった。
4→動物爬虫類図鑑がありました。
★蛇のページを見てみると…
・蛇は聴覚視力が弱い代わりに、嗅覚が優れているんだ!!
・蛇はお肉が大好き!!でもきつーい臭いは大嫌い!!
・昔話でたのきゅうというものがあってね、その話では大蛇を主人公たのきゅうが機転を利かせて煙草で退治するんだよ!!
・蛇はレモングラスも苦手なんだ!!
…という事が書かれていました。

5・6→ここの住人が書いたらしい日記らしきを見つけた。

【日記】
貴方が日記帳を開くとそれはかつてフタトナリ村に暮らしていた医者の記したものだと分かりました。
読み進めてみると、医者を志したのは沢山の人たちを救いたい事、村の人々との交流と暖かさ、円満な生活…などの内容が書かれていました。
どれだけ医者が人々の事を考えていたか、どれだけ人々が医者を好いていたか、貴方達は悟ります。

しかし、一枚のページが破かれ、それから先の内容は今までの平和なものからかけ離れていました。
村の人々からの嫌がらせ、些細な傷でも夜中に起こされ治療させる事、寝る暇がなく意識が朦朧としてきた事、村の人たちの為に頑張りたい事、村の人たちの為に違法な薬を売り始めた事、村の人たちの為に頑張りたい事、村の人たちの為に自身が死にかけても治療し頑張っている事、村の人たちの為に頑張りたい事、頑張りたい事頑張りたい事

貴方は読み進めて吐き気がしてきました。
いい加減閉じようとした時に、ある一ページが目に留まりました。

"森に暮らして五日。村の人たちの為にもっともっと頑張りたいのに…しかしお腹も空いてきた上にもう治療する資材がない。せめて最期に村の人たちの笑顔が見たかった…そう祈った時に、かつて村に来た占い師さんがやってきた。
占い師さんは僕の願いを聞いてくれた。僕の体は丈夫になった。僕は生まれ変わった。
これで村の人たちもまた僕を受け入れてくれる。

迎えに行こう"

そう書かれていました。


*外の小屋へ→
貴方はそっと扉を開けて、外に出ました。
向こうの方では狂ったような笑い声が聞こえてきます。

貴方が小屋に隣接する物置小屋に入ると、幸い隙間からの月明かりで中の探索には支障がないようでした。
そしてさらに、物置の真ん中には貴方の荷物一式が無造作に置かれていました。
欠けているものはありません。

*小屋の中をさらに調べる→
めぼしい物があるかもしれません。
1D6でダイスを振って探してみてください。
振り直しは何度でもおっけーです!!
1→制限時間5分増加
2→制限時間5分減少
3→デオが仲間にいる場合ヒントをくれる。いない場合は何もない。
4→ペコラが仲間にいるときはヒントをくれる。いない場合は何もない。
5→煙草をゲット
6→部屋で見つけていない場合は日記、または爬虫類図鑑を発見。見た場合は薬草ゲット!!

戦闘そしてED

【決戦】
何かしらのアクション、または時間切れの場合、外に飛び出した場合戦闘開始です。

基本
アグラ
村人たち五人
との戦いになります。

*煙草・硫黄など・レモングラスのお香に火を付けた場合は数によって村人達退散。
・煙草→2人退散
・硫黄→2人退散
・レモングラス→1人退散
*レモングラスを焚いた場合はアグラ弱体化。


★**何も対策せずに突っ込む→
貴方は勢いよく大蛇男の前に飛び出しました。
すると、大蛇男を守るように五人の異様な人間達が前に立ちました。

月明かりの下、大蛇男は体を伸ばし貴方を見下ろしつつ

アグラ「ナオシテアゲヨウ タノシククラソウヨ

と穏やかに楽しそうに笑いかけました。

大蛇男アグラ
異形蛇1・2・3・4・5
との戦闘開始です!!

★**煙草または硫黄を発動→
貴方は煙草(薬瓶)を手に持ち勢いよく大蛇男の前に飛び出しました。
すると、大蛇男を守るようにいた異様な人間達(数体)は蜘蛛の子を散らすように逃げ去って行きました。。
残っているのは()人です

月明かりの下、大蛇男は体を伸ばし貴方を見下ろしつつ

アグラ「ナオシテアゲヨウ タノシククラソウヨ

と穏やかに楽しそうに笑いかけました。

大蛇男アグラ
異形蛇(※残っている人数で減らす1・2・3・4・5)
との戦闘開始です!!

★**レモングラスを発動→
貴方はレモングラスのお香(煙草)(薬瓶)を手に持ち勢いよく大蛇男の前に飛び出しました。
すると、大蛇男を守るようにいた異様な人間達(数体)は蜘蛛の子を散らすように逃げ去って行きました。。
残っているのは()人です

貴方の手にあるレモングラスの香から放たれる煙にまかれ、大蛇男は苦しそうに頭を抱え、大きな蛇の体をよじりました。
月明かりの下に土煙が舞い、雪のように降り注ぎました。

アグラ「ア…アアアア…あ゛あ゛あ゛あ゛゛あ…僕…ぼぐば…あ゛っあ゛あ゛あ゛ーーーー!!!

大蛇男は暴れ始め、貴方に襲いかかってきました!!

大蛇男アグラ
異形蛇(※残っている人数で減らす1・2・3・4・5)
との戦闘開始です!


*戦闘途中でも各種アイテムは使用可。随時退散。随時弱体化。


【そしてED】
貴方の最後の一撃に、大蛇アグラは倒れました。
苦しそうに身をよじり、苦悶の声を上げた後、貴方を見上げました。
その顔は先ほどまでの狂気を孕んだ笑顔ではなく、悲しそうであり、しかし優しい、とても優しい笑顔でした。

アグラ「あり…が…とう…

アグラは絞り出すように言います。
その体は少しずつ少しずつ腐り朽ち始めているのがわかります。

何かしたい事があればどうぞ

*占い師もとい謎の男の事に触れたら→
貴方がそう言った瞬間、突如として後方から光の弓矢が飛びだし、アグラの体に刺さったかと思うと彼の体を弾けさせ、消し去ってしまいました。
どうしますか?

*飛んできた方角を見たり、咄嗟に走る→
貴方は弓矢が飛んできた方へと(視線をやった)(走った)
すると、そこには黒いローブを目深にかぶった人物が立っていた。

★貴方に気付かれても動ずることなく、不敵に笑いそのまま姿を消した。
★貴方が走り寄っても動ずることなく、容易に腕を掴む事が出来た。
その人物は白く長い髪をしている男性のようだった。貴方は逃がさぬようにさらに力を込めると不敵な笑みを浮かべ、
??「またね、赤い人形の手先
そう言ってローブを残して唐突にその姿を消してしまった。


貴方は無事に事件を解決する事が出来ました。おめでとうございます。シナリオクリアです。


*そのまま見送る場合→
アグラは貴方達ににっこり微笑み、その身を朽ちさせました。
朽ちた破片は一瞬にして土に還り、後には何も残りませんでした。
(レモングラスの匂いとか残ってもいいよね)

貴方は無事に事件を解決する事が出来ました。おめでとうございます。シナリオクリアです。


*後日談としては…
アグラの周りにいた異形蛇達は後日森の中で皆死んでいるのが発見されました。
確認してみると、その人たちは行方不明になっていたフタトナリ村の住人だったらしく、都に行き唯一生き残った女性が手厚く供養したそうです。

数ヵ月後、フタトナリ村があった場所には沢山のレモングラスが植えられ、そこで一人の女医がそのレモングラス畑と墓を守りながら暮らしているそうです。

デオさんからの一言

【デオさん】
デオ「…この事件…何かまだ裏がありそうだな。だが、紛れもなく今回やれる事はすべてこなした。…礼を言おう、ありがとう…

デオ「もし機会があれば他の奴らの頼みも聞いてやってくれ…

デオ「他の奴らのとき、俺も気が向いたら同行してやる…

5【ギルツルート】

【ギルツルート】
貴方は一見、木のように見える扉を開いた。

扉は開けると角度毎に色をグラデーションさせ、幻想さを感じることができた。

扉の美しさに目を取られつつ、改めて部屋へ視線を移すと中はごく普通の部屋だった。
壁紙はシンプルなベージュで柱には蔦を思わせる彫刻が施されている。
同じように、置かれた家具も植物をモチーフにした物が集められていた。
そんなセンスの良い棚の上には何枚かの写真が飾られている。

その写真を何気なく覗き込むと、家族らしき五人が穏やかに笑っているもの、男性と可愛らしい女性がたくさんの子供たちと共に満面の笑みで映っているのが数枚…

貴方が部屋を見回していると、部屋の奥にあったドアが開き、男性が入ってきた。
男性は貴方の存在を入ってくる前から把握していたようで、ほっとしたような笑顔のまま貴方に歩みよった。

ギルツ「ああ、待ってたぜ。アンタがルーベに連れてこられた奴だよな?

そういう男の声色は人懐っこく、貴方も警戒心を和らげる事が出来た。

ここで1d6ダイスを振ってギルツを観察してもいいよ!!
成功したら→髪は濃いこげ茶でツンツンと立っている。瞳は最初青かと思いきや紺に変わり、黒に変わり、そしてまた青に戻る。
顔は中の上という感じで、そこらへんを歩いていても気にも留めない若者という印象を受けた。
しかし表情が明るく、快活としているためマイナスな個所は一切なかった。
失敗→モブ顔だなー

男は貴方にしみじみとした様子で話し始めた。

→ギルツ本編「夢喰う獏」

夢喰う獏

【概要】
最近都で眠ったまま目が覚めない人が続出している。
夢も見ていない。吸われている。
このままでは多くの者たちが脳死してしまうかもしれない。
原因を究明して、助けてやってくれ。

【真相】
謎の男が「よく眠れる枕」という物を売り歩いている。
人々はその枕を買い求めて、それによって目が覚めなくなってしまっている。

枕には獏の魔術がかけられており、人々の夢は獏の魔物によって食われてしまっていた。

PLは枕を手に入れて眠り、夢の中で獏の魔物を退治することになる。

【登場人物】
*不眠症男(セルバート)
とあるアパートに住む小説家。
締め切り前なのに眠くて仕方なくて「寝なければずっと作業できていられるのに!!悔しい!」ともちゃもちゃして医者(デオルート)から高濃度カフェイン粉を貰いまくってカブガブ飲みまくり、結果不眠症になっている。
謎の男から「熟睡できる枕」というのを売られそうになるが、近隣住民で唯一断った。
根は悪い人じゃない。ちなみに描いているジャンルは男色系。腐男子。そういうのがあって騎士のよく通る道の隣に家を借りている。
…が、片手間に描いている大河ロマン作品の方が人気がある。

つい昨日謎の男がまた訪ねてきて、枕を無理やり押し付けられた。いらないのでPLに押し付ける。
最近、浅い眠りの際に見る夢の川の対岸にある街に大きな獏がいた。と証言してくれる。


*謎の男
よく眠れる枕を売り歩いていた商人らしき男。
詳しくはルーベルート。

*住人達
「熟睡できる枕」を使って眠りから覚めない者と目覚めが悪くて日常生活に支障の出ている者達がいる。
夢から覚めなくなるフラグは夢の中で獏に捕まるか否か。
夢の中の様子は忘れてしまっている。
枕を使い始めてから熟睡して体が楽だが、熟睡しすぎて朝寝坊しまくるのが悩み!とのんきに証言。

*獏(タピール)
元々は人間。魔術歴史研究者だった。(クレハルート)
魔術研究所(夢の世界の歴史美術博物館の実物)に保管されていた、クレハの記した歴史書兼魔術書に魅了されて盗難。
しかし逃亡途中に盗賊に襲われ、魔術書を奪われた上に殺害された。
その欲望は利用できる、と謎の男によって獏と融合させられ夢の世界に閉じ込められて、人々の夢を集めさせられていた。
本人の理性はそのまま。だが、元々歴史研究に傾倒していたので謎の男への協力は大歓迎。
謎の男から聞かされた歴史を嬉々として受け入れ、博物館に色々作り上げていた。


【情報】
★朝寝坊しまくる人々が多いので、被害のない人たちは愚痴をこぼしている。
★奇病という事で国側も動き出しているが、なかなか進んでいないそうだ。
★商売あがったりだ!!

【夢の中の街】
★夜。
★建物と建物がひしめき合っている。
★四方を高い壁に囲われており、出入り口はない。上から壁を乗り越えようとしてもPLの高度に合わせて壁も伸びる。
★空は星々がまたたき、三日月がぼんやりと明るい。
★建物の出入り口や軒下にカブをくり抜いたランタンがぶら下がっていたり、置いてある。ので、街中は明るい。
★建物の看板には「星屑屋」「アルタイル」「夜鷹」等と書いてある。窓の中をのぞくとそれぞれ店員と客らしき者達がいるが何故かPLは入れない(鍵がかかっている)
★街を歩く人々は頭に豚や蛙、牛やヤギ、羊、鶏などのマスクをかぶっている。話しかけても無反応。無視。
★中央に大きな建物。歴史美術博物館。
★中にはフルール大陸の神話をモチーフにした作品が多く飾られている。しかし、物語を辿ると最後は赤い神が敗北している。
★↑の彫刻のある中央広場で獏お出まし。最初は人間の姿。
★一通り話終わると巨大な獏に変化。

【フローチャート】
ギルツから話を聞く→おじゃまします()→眠って起きない人たちが多く住む地域を教えてもらう→人々から話を聞く→不眠症男を訪ねる&話を聞く→不眠症男から枕を押しつけられる→寝る→夢の街探索→博物館探索→獏と対峙&バトル→勝利!→おわり

自己紹介と話

ギルツ「改めて…俺はギルツ。ルーベの仲間として…まあ色々としているんだ。詳しく聞きたければ話すけど、今は先に俺の話を聞いてくれ…

ここに呼んでもらったのは他でもない。
実はな、下界…俺たちのいる世界の首都ペタル国で目が覚めずずっと眠り続けてしまう病が流行っているんだ。
一人二人の話じゃない。
すでに50人以上はその原因不明の病にかかって、ずっと眠り続けている。
…眠り続けているだけなら、俺の力でどうにでもなるんだが…これがどうにも上手くいかない。
夢が俺のどうにかできる範囲を抜けているんだ。
だから俺には今のところ手が出せない。
…というわけだから、お前に手伝ってもらって、この病の原因を突き止めたいんだ。
頼む、協力してくれ。

と、目の前の男…ギルツは貴方に話しました。
RPをどうぞ。

*仲間にしたい場合は話術でダイス。
デオまたはウトゥックまたはクローディアの依頼を先に済ませている場合は判定+10
↑全員こなしている場合は自動成功
成功した場合は→ギルツ「ああ、もちろんだ。一緒に行こう。でもちょっと力は制御するから…ごめんな
失敗した場合は→ギルツ「すまん。ちょっと調べたい事があるんだ。代わりにこれを持って行ってくれ。
★★アイテム【夢幻の護り石】を入手(このアイテムはバトルで一度だけギルツを呼び出し攻撃してくれる)★★


ギルツ「詳しい事はペタルの方の協力者に聞いてくれ。出口はそこだ。

そう言ってギルツは後ろの扉を指差した。

ロビン・ランフィールド

【ロビン】
貴方が扉を開けると、そこは書斎のようだった。
どこにでもあるような、よくあるシンプルでスタンダートなお屋敷のそれだ。
しかし、先ほどまでいた…ギルツと話していた部屋とは雰囲気がまた違っている。
壁紙は長い年月を経たことを感じさせるセピア色。
書き物机はアンティーク調で一部が程よくすり減っている。

貴方は先程の部屋とは”世界”が違うと本能的に悟った。

貴方が一瞬魅入っていると、入ってきた扉とは違う正面のドアが開き、部屋に一人の男性が入ってきた。
歳は初老…といったところだろうか。
髪は黒々としているが、今いる部屋と同様に年月を感じさせる皴が精悍な顔に刻まれている。
服は黒を基調としている物で、貴方は清潔感とともに相手の几帳面さ感じることが出来た。

初老の男性は貴方の姿に動ずることなく、軽い会釈をした後、凛とした声で自己紹介をした。

ロビン「お待ちしていた。君がギルツ様が言われた協力者ですね。私はロビン・ランフィールド。ギルツ様の代弁者をさせてもらっている。
まだ状況が把握できていないとは思う…今回の事の他にも分からないことがあれば説明しよう。

そう言い、ロビンは貴方に椅子を勧めて言葉を待ってくれた。

RPをどうぞ。


*ここはどこだ?と聞かれた場合→
ロビン「ここは現世。フルール大陸と呼ばれる大陸の首都ペタル。君が今出てきたのは神の間。ギルツ様の部屋だ。
そして今いる、この部屋はその現世と神を繋ぐ契約の間。神の現世での執務室であり、私のような神との契約者が神の言葉を聞き、それを周りに伝えたり、指示を実行をする。
…大丈夫だ。あまり固くならずとも、君もギルツ様に選ばれてここにいる。遠慮はすることはない。

*誰かと聞かれた場合→
ロビン「私はペタル王族に名を連ねる六名家の一つ、夢幻の管理者ギルツ様の加護を与えられしランフィールド家現当主ロビン。
王族に名を連ねているとはいっても、血はかなり薄い。分家の分家…といったところか。普段は国王の側近の一人として、国の法律を管理している。裁判官もしている。

六名家はその名の通り、我がランフィールド家の他にも五つの一族がある。皆国王の遠縁であり、神の加護と天啓を受けた一族だ。癖はあるが、根は悪くはない。出会った時は普通に接してやってくれ。


*眠ってしまう病について→
ロビン「先日から流行り始めた病の事で、君に調査してもらいたい事だな…
どこが発病源かは分からないが…集合住宅街周辺で多くの被害が報告されている。

ロビン「病の症状を改めて軽く説明すると
・ある日突然、夜に熟睡するようになる。ちょっとやそっとの物音や振動では起きなくなる。
・朝、眠りから覚めるのが困難になってくる。…これのせいで休業する者が増えて商業面でも被害がある。
・昼間でも急激な眠気が襲い、突然倒れて眠ってしまう事が多くなる。打ち所が悪いと大変なことになる。
・起きている時間帯が少なくなり、眠りから覚めなくなる。
ただ眠っているだけならばまだ調査に猶予があったのだが…発病して眠りから覚めなくなった者の多くが最終的に脳死してしまっているのだ。
目が覚めなくなってすぐの者もいれば、しばらくしてから脳死してしまうものもいる。前触れもない。まるでろうそくの火を吹き消すように、一瞬で脳が死ぬ。

ロビン「初期症状の者に聞いても、眠っている間の事は覚えてもいない上に、自分たちが深く眠っている事も自覚していないことが多々ある。寝坊さえ、そういうものだ。と思い込んでいる節がある。
だから何が原因で、何が起こっているかも分からないというわけだ。

ロビン「ギルツ様は夢の管理者…眠っている時に見る夢も希望の夢もどちらも管理なさっているのだが…彼曰く、発症者の眠っている時の夢はぽっかりと抜けてしまっているらしい。分かりやすく言うと…見えないらしい。
しかし、確かに発症者は夢を見ている。だが、ギルツ様が見ると穴が開いたように闇しかない。…だからギルツ様もお手上げ状態…というわけだ

ロビン「発症者の多くはペコラ研究医療院に入院しているはずだ。…プラントとと共に私も調べつくしたが…まだ何か情報が残っているかもしれない。行ってみるといい。

*ロビンさんは仲間にできません。
ロビン「申し訳ない。協力したいのは山々なのだが、私も多忙なのでな…同行することはできない。ただ、何か聞きたい事があればここに戻ってきてくれ。

めももも

【病院】
病院に行くととりあえずみんな眠っているだけ。
一つの病室に三人くらいいる。

何人か調べて、病室を出ると声をかけられる。
クシミールの御両親。
何でもアンリーヌの母親が病に発症してしまい、ここに入院しているらしい。
今からお見舞いに行くので一緒に行く?と聞かれる。
病室には少しふっくらとしたアンリーヌの父。貴方とクシミール両親を快く出迎えくれる。
・ご両親同士は恨みあってもいないし、今でもとても仲良くしている。
・アンリーヌの墓はクシミールの墓の隣に建てた。
・エテノラさんには両両親とも感謝している。
・アンリーヌの母は墓参りの時に倒れてしまった。
・そういえば、アンリーヌのカウンセラーさんに夜眠れないとポプリ袋をもらって以降、夜眠れるようになった。と言っていた。
・そのポプリ袋はなぜかない。
・とにかく、二人を助けてくれた礼に…二人の婚約指輪を渡してくる。換金してもいいし、捨ててしまってもいい。二人を救ってくれた君に持っていてほしい。

・話していると看護婦が入ってくる。
・その看護婦はかつてデオルートで出るはずだった娘。
・今はここで看護婦をしている。
・アダラさんを救ってくれてありがとう。と言ってくれる。
・お礼にレモングラスをプレゼント

・病院を後にして移動しようとすると、子供が走り寄ってくる。以前森人の里で話した少年。
・今日はたまたま両親と街に来ていた。
・流行病の事は知らない。
・神樹様はとっても元気!!ありがとう!!
・神樹様がお姉さんが今大変だからこれを渡してくれって…と葉っぱを一枚渡してくる。神樹の葉の一枚らしい。
・"ちちのことよろしくおねがいします"と伝言





集合住宅

【集合住宅】
集合住宅に着くと、以前は多少なりとも人がいたはずが現在は人ひとり、気配さえない。
建物の入り口には枯れ葉と埃がたまっているのを見るとしばらく掃除をされていないのがわかる。

(ここでセルバートさんのところに直接行こうとしなければ窓からひょっこり声をかけてくれることにしましょう)


セルバート「アンタ達…ああ、あの時の!また何か調べているのか?上がれよ、茶くらいは出す

セルバートさんの部屋の中は散らかっており、床に直接本が積み重ねられている上にくしゃくしゃにされた紙がそこらへんに沢山落ちています。
その他は簡素な…ほぼ机以外何もない内装ですが、ベッドが何故か布団ごとロープでぐるぐる巻きにされています。

セルバート「すまん。客用の机はこの前窓から投げ…コホン、壊れてしまったから椅子だけで我慢してくれ
と、妙に薄い色をしたコーヒーを出してくれました。
(窓から投げた理由は新作の薔薇小説が思うように書けなかったからイライラしちゃった為)

何か聞きたい事があればどうぞ。

最近の流行病について
セルバート「ああ、あの事だな…この間変な男が"熟睡できる枕"っていうのをここらへんの連中に売りに来てから、周りで眠りから覚めないだの、一度寝たら絶対朝まで起きないだの、むしろ朝寝坊する奴が多すぎて店が休業続きだの起こってるやつ…だよな?つい一昨日、ここの大家がそれで倒れてな。今朝亡くなったって知らせが来たぜ。はぁー…締め切り前だっていうのにこれから急遽葬式に出なくちゃならん。めんどくさいぜ、まったく…

セルバート「そうそう、変な男な。また来たんだ。で、いらないって言っているのに無料とかなんとか言って"熟睡枕"を押し付けていったんだ。でも締め切り前だから、ほれ、そのベッド見てわかるだろ?寝たら終わりなんだ。そうじゃなくても怪しすぎるから枕なんて使わなかったぜ。…もし、流行病について調べているならくれてやるが…

セルバート「でも気をつけろよ?それ、確実にクロだからな…俺昨日原稿しながらうたた寝しちゃったんだよ。うたた寝だぞ?枕なんか使っちゃいない。なのに…変な夢を見たんだ。
セルバート「俺はどっかの高台…いや今思い出すと城壁の上かも。とにかく高いところに立っていて、足元にはこの街とよく似た街が拡がっていたんだ。そこまでは普通だがな…居たんだ…ここの大家が。大家は路地裏から大通りから走り回っていたんだが…たぶん、後ろの…身なりの良い白黒の服を着た男から逃げているようだった。変な夢だな、とぼんやり眺めていたら、大家がとうとう男に捕まって…男の顔が獏に変わって大家を一飲みに食ってしまったんだ。
セルバート「大家を丸のみにして、男の顔が元の人間に戻った時…そいつ俺の顔を見上げて来て、ニヤリと笑ったんだ。ぞっとしたね。そこで夢から覚めて…で、今朝の大家の訃報だ。偶然とは思えないね。
セルバート「その枕が何かの原因だとしたら…同じ空間にあるだけで、変な夢を見てしまうのかもな。気をつけろよ

セルバート「そうそう、その白黒の獏男。俺は知ってるんだ。あいつは歴史魔術研究博物館に勤めていたやつだった。あそこ国の図書館も兼用しているから、よく仕事の資料集めに行くんだ。最近はあの男とんと見かけなかったが…ただの夢かもしれないがな、もしかしたらその歴史魔術研究博物館のその男に話を聞けば何かわかるかもしれないぜ。行ってみろよ。
セルバート「待ってろ、ここら辺に隠し撮り…コホンコホン…たまたま手に入れたそいつの写真が…あった。ほら、持って行って探してみな

そこまで話すと「と、すまん。大家の葬式に行く時間だ」と外に出されてしまいました。

もし葬式に一緒に行く、と言い出したら「そんなことより、調査進めろよ!」とセルバートさんから突っ込み入ります。

歴史魔術研究博物館

【歴史魔術以下略】
やってくると入り口からゲイシュナーさんがため息を吐きながら出てくる。

ゲイシュナー「エテノラ殿?ごきげんよう、珍しいですねこのような場所で会うなんて。
ゲイシュナー「何か調べ物ならば付き合うよ。ここの歴史魔術研究博物館は我が家…いや、ガティーナ家が管理している場所でね。大概の事は一応把握しているから……それと、ちょっと息抜きさせてくれ…はぁ

ゲイシュナー「私は兄上に頼まれてとあるものを探しているのだけど…足取りが分からなくてね。兄上には八つ当たりされるし、散々なんだ…
(何を探しているか?と聞くと素直に"魔術書"と答えてくれます。詳細はゲイシュナーさんも知りません)

ゲイシュナーさんに白黒男の写真を見せると、少し眉をひそめてから何を考える仕草をします。

ゲイシュナー「つかぬことを尋ねるが…エテノラ殿も兄上の依頼を受けたのかい?
ゲイシュナー「なんて偶然だ……この男は"タピール"という名前で、この研究博物館内の図書館で司書と研究員をしていたんだ。私も直接話したことはないけれど魔術と歴史研究に対する情熱は誰よりも強かったらしいよ。
ゲイシュナー「でも…もうここにはいない。亡くなってしまったんだ………ここに保管されていた魔術書を盗んで、ね
ゲイシュナー「だから残念だけど、会うことはできないよ。
(タピールの足取りは道端で殺され、道端に埋葬された…というところまでしかゲイシュナーさんはつかめていません)

セルバートさんから聞いた話や依頼されたことを話すと驚く

ゲイシュナー「タピールが夢の中に…?奇妙な話だね。最近流行っている眠りの病とも関係している…?ううむ…
ゲイシュナー「エテノラ殿、私も同行させてもらうよ。もしかしたら探し物の足取りもつかめるかもしれないからね

と、ゲイシュナーさんが仲間になります。
もし神様型が仲間に居たらこれ以降姿が見えなくなります。

※このシナリオでタピールの足取りを掴もうとしても何も分かりません。
※もし、博物館の職員に信用で振り成功→タピールの日記と故郷の話を聞き→外に出てタピールの墓まで行き、幸運で成功し、現れた村人に信用と幸運で成功したら…クレハルートもついでに行けることにします…
※その場合、突如クレハさんの部屋に飛ばされます。そこにゲルムントさんもいます。ゲイシュナーさんは居ません。連れている神様は居ます。

クレハ「…私の魔術書を盗んだやつが貴方のところにいるって…?
ギルツ「ちょっと待てよ!確かにその可能性が高いが…俺の頼みごとの最中だろ?!
クレハ「関係ないわ。行きなさい。そして私の魔術書を取り戻し、焼きなさい
ゲルムント「………事情は私が話そう…

夢の街

【夢の街】
どうにかして枕を使って寝てもらうと、夢の世界に行ける。
寝ると頭の中に直接(?!)ギルツから
ギルツ「その枕の力は俺たち神には及ばない…だから俺たちは一緒に行くことはできないんだ。フォローはする。安心しろ。あと、他の誰か一人だけならお前と一緒に夢の世界へと送ってやれる
と、連れていけるNPCを選べます。


(導入)
貴方は恐る恐る枕に頭を預けました。すると今までに感じたことのない眠気が襲ってきました。
いえ、眠るというよりも意識を強制的に奪われる…という感覚です。
貴方は恐ろしくなり、起きようとしますがすでに体は動かせなくなっています。
(ここでギルツ)

貴方の意識はどんどんと闇に溶け、ハッと気が付くと野外の石畳の上に立っていました。
手には見覚えのない青い球体を持っています。

どうしますか?
(たま)
手のひらにピッタリサイズの大きめの玉です。
青くずっしりと重く、石のような質感です。
※この玉は時間制限を教えてくれるタマ。
※現実世界で他の人にもらったアイテムの数だけ制限時間+30分
※この玉だけで2時間
※他のシナリオをクリアしていない場合はプラス1時間

(見まわして分かる情報)
※夜です。※空は星々がまたたき、三日月がぼんやりと明るい。
※建物の出入り口や軒下にカブをくり抜いたランタンがぶら下がっていたり、置いてある。ので、街中は明るい。
★街を歩く人々は頭が蟹やライオン、牛やヘビ、カラス、蠅などの異形頭。たまに普通の人間の頭を持つ人も歩いています。

それ以上の情報が知りたい場合は目星かひらめきでどうぞ。どちらも別の情報が手に入ります。
また、特に調べたい場所を指定しての目星聞き耳もどうぞ。

(ひらめき)
※夢の世界です。
※貴方が今まで歩き回っていたペタルの都にそっくりな街並みですが、妙に建物と建物がひしめき合っていて別のものと分かる。

(目星)
※四方を高い壁に囲われており、出入り口はない。上から壁を乗り越えようとしてもPLの高度に合わせて壁も伸びる。
★建物の看板には「星屑屋」「アルタイル」「夜鷹」等と書いてある。窓の中をのぞくとそれぞれ店員と客らしき者達がいるが何故かPLは入れない(鍵がかかっている)
※店先に花(街に来た時点では"春" 春→キラキラと輝く星のような花があちこちの店先に飾られています。触れると一際明るく輝き、消えてしまいます。)

どこかの店先を目星した場合は地図(春夏秋冬記入済)が見つかります。
聞き耳した場合は「今はいつ?」「死の季節を乗り越えて生命が再び咲き誇る季節」「キャンサー」「レオ」「ケンタウルス」と聞こえてきます。

(人に話しかけた場合)
適当に話しかける場合…「私はキャンサー」と蟹頭の人は答えます。


ある程度調べ続けていたら誘導の為に中央の歴史博物館の鐘が鳴ります。

貴方が調べていると、突然街に大きな鐘の音が響きました。
どうやら街の中央に大きな建物があるらしく、そこの鐘が鳴ったようです。
それと同時に手に持っていた青い石玉がぼんやりと光り、少しの間点滅しました。
※もし歴史博物館にすぐ来たら、来た時点で鐘を鳴らしてください。


【初めての博物館】
貴方は街の中央にある大きな建物までやってきました。
その建物には見覚えがありました。
ペタルの都にある"歴史魔術研究博物館"そのものだったのです。
しかし、本来掲げられている看板には"真実の歴史館"と書かれています。

(ここでどうする?と聞いてもいい)

中に入ると、内装は貴方の知っているそれとは違っていました。
広い解放感のある円状のロビー。中央には女性の像らしきものが建っていますが、頭部が抉り取られていてその顔を判別することはできません。。
ロビーにはところどころに出入口があり、そこから別の部屋に行けるようです。



貴方が少々その異様な光景に驚いているとどこからか声が聞こえてきました。
タピール「ようこそ!真実の歴史へ…我が夢の楽園へ!!
声の元は、中央の女性像の上に浮き、ふわりと抉られた頭部に着地した若い男性でした。
貴方は見覚えがあるかもしれません。
その男は歴史魔法研究所博物館にかつて勤めていたという男…タピールでした。

タピールは白黒のモノクロな衣装とシルクハットをかぶり、貴方に深々とお辞儀をしました。

タピール「私はこの歴史館の管理人…真実の歴史を伝えるの案内人のタピールです。覚えなくていいですよ?貴方は死ぬのですから。
タピール「どうやら貴方は…"夢食い"を止めさせるために邪神達が送り込んだ刺客のようですが…残念!この世界に入った時点でもう貴方の死は決まっているのですよ!ハハハハッ!この世界は真の神が与えたもうた私の楽園…誰であろうと手出しはできない。すべては私の思うがまま!
タピール「神がここに愚かな愚民を呼び込み、呼び込んだ者たちに私が真実の歴史を伝える。そして私は神の為に愚民の命をささげる!!ハハハ!ハハハハハ!!
タピール「せいぜい足掻くといい!じわじわと生命力を奪い、食い殺してあげよう!それまで…ふふ、この真実の歴史館を見て回ってみるといい。自分が邪神によって騙されているという事を自覚し、後悔するといい!ハハハッハハッハハハハ!!

そこまで言い終わるとタピールは消えてしまいました。
その後には1枚の紙だけ残されました。
探索をどうぞ。
※紙は歴史館の地図です。



神様のお部屋

【※立ち入り禁止】
貴方は女性像の後方に行くと、そこには大きな扉がありました。
扉には「真実の間」というプレートがかけられています。

ドアには鍵穴はないのですが、何故か開けることが出来ません。


【①中央の部屋】
入り口があり、ここから外へと行くことが出来ます。
中央には女性の像があります。

女性の像の足元には抉られた部分であろう破片が散らばっています。
土台の部分にはプレートがあり
「神に作られし 偽りの女神 傀儡の 肉人形」
と書いてあります。
パッと見ただけの情報は以上です。

(ダイスの目星)
貴方が像の後ろに回り込むと、裏に石で出来たプレートがありました。
そこには
「人々の為 尊き命の為 愛しい人の願いの為に 私は神になる」
「その証 私の仲間たちの証 魂をここに」
「魂の鍵が集まりし時 汝の加護は 真実を貫く」
と書いてあります。
その下には
6つの窪みがあり、何かがはめられそうです。

※すべて嵌め終わると像の抉られていた顔の部分が再生し、後方から「カチリ」という音がしました。
※真実の間の扉が開いています


【7ギルツの部屋】
貴方が"夢幻の部屋"と書かれた部屋に入ると、そこには男性の像と壁一面の壁画がありました。

★像
像は他の部屋のとは違い、傷一つなく原型をとどめていました。
その姿は貴方が出会ったギルツの姿です。
足元にプレートが落ちており、それには
「人に流され 人の幸せを奪う 偽善者」
と書いてありますが、次の瞬間プレートが砂のように崩れ落ち消えてなくなってしまいました。
パッと見ただけの情報は以上です。

(目星または後ろに回り込む)
貴方が像の後ろに回り込むと、裏に石で出来たプレートがありました。
そこには
「兄の無謀な願い 馬鹿な願い 夢のような願い」
「だけど俺は嫌いじゃなかった」
「だから二人を支える為に俺は神になった」
と書いてありましたが、その文字がぐにゃりと歪み別の文字に変わってしまいました。

「この夢の支配者には現時点では手が出せない」
「そちらに力が届かない」
「中央のルーペの像に6つの鍵を揃えてはめ込んでくれ」
「そうすればそちらへ干渉し力が送れる」
「一つは渡しておく」
と最後の一文字を読み終えた瞬間、像の手からダガーの形のエンブレムが落ちてきました。
※町の地図を手に入れていない場合はここで手に入れてください。

★壁画
部屋一面に描かれた壁画には、3人の子供と2人の男女が小さな村に暮らしていたが、ある日村が何者かによって破壊され子供3人だけが生き残り、旅に出る…という様子が描かれていました。


【2母殺しの部屋】
貴方が"母殺しの部屋"と書かれた部屋に入ると、そこには顔が破壊された男性の像と壁一面の壁画がありました。

★像
像は中央の部屋同様に顔が抉られ足元にその破片が散らばっていました。

土台部分にはプレートがあり、それには
「厄災の竜 振りかざす悪 忘れ去った母殺し」
と書いてあります。
パッと見ただけの情報は以上です。

(目星または後ろに回り込む)
貴方が像の後ろに回り込むと、裏に石で出来たプレートがありました。
そこには
「眠った凶暴な意識 厄災を招く竜人の血」
「だけど皆を救いたかった 守りたかった 愛する彼女に 笑ってほしかった」
「だから俺は 偽善と言われようと 神になった」
と書いてありましたが、その文字がぐにゃりと歪み別の文字に変わってしまいました。

「羅針盤の中 竜骨の君 」

と文字が変化し、ドラゴンの絵が浮かび上がってきました。

※ドラゴンの絵は欠けています。具体的に言うと胴体部分がパズルのように欠けています。
※無事にパズルはめると
瞬間、像の足元の破片が浮かび上がり、像の顔が綺麗に直ったではないですか!!
そして手からドラゴン描かれたエンブレムが落ちてきました。

★壁画
部屋一面に描かれた壁画には、小さな子供が母親を噛み殺し、旅に出た後も人々を虐殺していく様子が描かれていました。



【3死神の部屋】
貴方が"死神の部屋"と書かれた部屋に入ると、そこには顔が破壊された男性の像と壁一面の壁画がありました。

★像
像は中央の部屋同様に顔が抉られ足元にその破片が散らばっていました。

土台部分にはプレートがあり、それには
「死を呼ぶ手 命を刈り取る手 死神の烙印」
と書いてあります。
パッと見ただけの情報は以上です。

(目星または後ろに回り込む)
貴方が像の後ろに回り込むと、裏に石で出来たプレートがありました。
そこには
「癒しの手 死を吸い取る手 命を分ける力 こんな力はいらなかった」
「偽善の兄 夢見の弟 子供のような願い」
「だから俺は 二人のそばにいる為に 神になった」
と書いてありましたが、その文字がぐにゃりと歪み別の文字に変わってしまいました。

「時計を見つめる一角獣 その時とは」

と文字が変化し、時計の絵が浮かび上がってきました。

※時計の絵には指で長針と短針が描けるようです。
※無事に正解すると
瞬間、像の足元の破片が浮かび上がり、像の顔が綺麗に直ったではないですか!!
そして手から奇妙な形のエンブレムが落ちてきました。

★壁画
部屋一面に描かれた壁画には、小さな子供が触れた人を皆殺していく絵が描かれていました。


【4傲慢な獣の部屋】
貴方が"傲慢な獣の部屋"と書かれた部屋に入ると、そこには顔がを残して破壊され尽くした女性の像と壁一面の壁画がありました。

★像
像…とは言えない位破壊し尽くされており、土台に頭部しか乗っていません。
体の部分の破片であろう物はそこら中に散らばっています。
その頭部だけの周りには色とりどりの花束が置かれています。

土台部分にはプレートがあり、それには
「偽りの伝承 人を人と思わぬ傲慢さ 愛しき獣」
と書いてあります。
パッと見ただけの情報は以上です。

(目星または後ろに回り込む)
そこら中に散らばっている大きめの破片はよく見ると部分部分修復しようとした跡があるのに気付きます。
さらに目星をしてしまうと、像の頭部に何か白いものがついているのにも気づきます。最悪ですね!!

貴方が像の後ろに回り込むと、裏に石で出来たプレートがありました。
そこには
「汚らわしい汚らわしい汚らわしい!!!!!!!!!!」
と書いてありましたが、その文字がぐにゃりと歪み別の文字に変わってしまいました。

「カシオペア 水瓶に浮かぶ 魚は何匹か」

と文字が変化し、水瓶の絵が浮かび上がってきました。

※時計の絵には数字が描けるようです。
※無事に正解すると
瞬間、像の破片が浮かび上がり、像が綺麗に直ったではないですか!!
そして手から炎のエンブレムが落ちてきました。

★壁画
部屋一面に描かれた壁画には、青い髪の女性が何かを描いている絵が描かれてるようですが…何かがこびりついていてその全容は分かりません。

【5咎人の部屋】
貴方が"咎人の部屋"と書かれた部屋に入ると、そこに破壊され尽くした何かが乗っている土台と真っ赤に塗りつぶされた壁一面の壁画だったものがありました。

★像
部屋の中心の土台には破壊し尽くされた…材質から言って中央と同じ像、の破片が乗っていました。
もちろん足元にも、部屋中にその破片は飛び散っています。
貴方には到底その原型は分かりません。

土台部分にはプレートがあり、それには
「神が咎人へ堕とされ その血が絶えぬように 殺し合い続ける」
と書いてあります。
パッと見ただけの情報は以上です。

(目星または後ろに回り込む)
貴方が土台の後ろに回り込むと、裏に石で出来たプレートがありました。
そこには
「狭いツボの中 まるで蟲毒の如し 幾千年」
「夜明けの烏が鳴こうとも そこは冷たく 隙間風吹くばかり」
「傾国 太夫の腹の中 明かして裂いて 神となる」
と書いてありましたが、その文字がぐにゃりと歪み別の文字に変わってしまいました。

「天秤のの上 鷲(ワシ)が咥えるモノとは如何に?」

と文字が変化し、鷲の絵が浮かび上がってきました。

※鷲の絵の口には文字が描けるようです。
※無事に正解すると
瞬間、像の破片が浮かび上がり、像が綺麗に直ったではないですか!!
そして手から桜の形をしたエンブレムが落ちてきました。

★壁画
部屋一面に描かれた壁画は真っ赤なインクで一面染められており、見ることが出来ません。
※よく見ると「死ね」と物凄く細かく書かれていると分かります。


【6生贄の部屋】
貴方が"生贄の部屋"と書かれた部屋に入ると、少女の像と壁一面の壁画がありました。

★像
像は他の部屋のように破壊されていない…と思いましたが、くっきりと修復された跡があるのに気付きます。
その像は貴方がかつて出会った、クローディアでした。

土台部分にはプレートがあり、それには
「雑草は刈り取られる運命 神への生贄」
と書いてあります。
が、次の瞬間そのプレートは弾き飛び、壁に当たって粉砕してしまいました。
パッと見ただけの情報は以上です。

(目星または後ろに回り込む)
貴方が像の後ろに回り込むと、裏に石で出来たプレートがありました。
そこには
「人とは違う力 独りぼっち 誰も私を見てくれない」
「だけど貴方が来てくれた 皆が支えてくれた」
「だからみんなの為に 彼の為に 私は神様になった」
と書いてありましたが、その文字がぐにゃりと歪み別の文字に変わってしまいました。

「蟹さんの好きな人は誰?」

と文字が変化し、蟹の絵が浮かび上がってきました。

※蟹の絵には文字が描けるようです。
※無事に正解すると
瞬間、像の手から葉っぱの形のエンブレムが落ちてきました。

★壁画
部屋一面に描かれた壁画には、異様な力を持つ少女が生贄に捧げられる絵が描かれていました。

季節の部屋

※水晶に触れると
「貴方が水晶に触れた瞬間、その水晶がぼんやりと光始めました」と処理

【8花の部屋】
貴方が"花の部屋"と描かれている部屋に足を踏み入れると、その部屋には一面に色とりどりの花々が咲いていました。
中央には大きな水晶があります。
奥には大きな石板があります。
(発動しているとピンクに光っています)
(春の星座一覧)

【9深緑の部屋】
貴方が"深緑の部屋"と描かれている部屋に足を踏み入れると、その部屋は青々とした緑で溢れ、少し暑く感じました。
中央には大きな水晶があります。
(発動していると緑に光っています)
奥には大きな石板があります。
(夏の星座一覧)

【10色づきの部屋】
貴方が"色づきの部屋"と描かれている部屋に足を踏み入れると、その部屋の植物はオレンジ色や黄色などの暖色に染まり、どこからか虫の声も聞こえてきました。
中央には大きな水晶があります。
(発動しているとオレンジに光っています)
奥には大きな石板があります。
(秋の星座一覧)

【8眠りの部屋】
貴方が"眠りの部屋"と描かれている部屋に足を踏み入れると、その部屋は真っ白に染まり、少し寒く感じました。
中央には大きな水晶があります。
(発動していると青く光っています)
奥には大きな石板があります。
(冬の星座一覧)

獏との戦いそして決着

【タピールの話】
貴方が"真実の間"と書かれた扉を開くと、先ほどまでいた円状の広間と同じ…いいえ、それ以上の広さの部屋がありました。
中央には像が置かれていますが、その像は美しい男性が女神ルーベの胸を貫き勝利している様子が象られています。

その男性に見覚えがあるかもしれません。
ひらめきでダイスをどうぞ。
(成功)
貴方はハッとしました。
先日の騎士失踪事件の際、地下で出会った黒ずくめの男…顔を見ていないというのに…貴方はこの像がその男だと何故か分かりました。


タピール「美しいだろう?
そう聞こえてきたと思うと、像の後ろからタピールが出てきました。
タピール「これが真実なんだよ!神はあの傀儡人形ルーペではない!このお方…セフィロト様なんだ…
タピール「この世界の歴史は間違っている…皆騙されているんだ!邪神ルーベに!真実の神であるセフィロト様をあいつらは"世界征服したい"という理由で封印し、世界を支配したんだ!!
タピール「私は伝えねばならない…皆に…そして…ルーベに洗脳された者たちの命をセフィロト様に捧げ、復活させるのだ!!

叫ぶと同時に、タピールの体は破け、巨大な獏へと変身しました。
"邪神信仰者、悪夢の支配者タピールとのバトルです"


【勝利】
貴方の最後の一撃が急所を捉え、巨大獏は断末魔を上げて倒れました。
同時に人間の姿に戻りました。

この世界を作っていたタピールが倒れたためか、地面が揺れ、世界が徐々に薄くなってきました。

(拍手)

と、その時、貴方の後ろから拍手の音が聞こえてきました。

??「ははは、すごい。謎解きも得意で、戦いもばっちりなんだね?
そこには像にそっくりな美しい男が微笑みながら立っていました。
貴方が何かをする前に、
タピール「神よ!!
息も絶え絶えなタピールが男の足に縋り付いてきました。

しかし、男はタピールを一目も見ずに指から閃光の矢を出し、彼に容赦なく当てて消し飛ばしてしまいました。

??「僕は感動しているよ!外の世界にもつよーくて聖なるモノがいたんだね!ふふふ!ねぇ、あんなお人形なんかよりも僕のお手伝いしてくれないかな?

ここで何か言ったり、手を出したら
しかし世界が歪み、貴方の意識は一瞬で光に放り込まれてしまいました。
その瞬間「またね」という声が聞こえた気がしました…



貴方は枕を使って眠ったそのままの場所で目覚めました。
時計を見ると、五分程度しか経っていないことに気付きます。
…それから、眠り病で眠っていた人々は無事に起き、以降その病が出ることはなくなりました。

おめでとうございます!シナリオクリアです!!
※この後何か聞きたいことrpしたい事があればどうぞ!!

6【かんくろうルート】

【かんくろうルート】
貴方は木の格子と紙で作られた扉?を横にスライドさせ入室した。

まず貴方は入った瞬間、手に自分の靴を持たせられていることに驚いた。
とっさに足元を見ると貴方は靴を脱ぎ、床である緑のイ草?に靴下または裸足で乗っていた。
試しに一歩廊下に戻ってみると靴をきちんと履いている。
また部屋に入ると靴を脱いでいる。

奇妙に思いながらも部屋に入り見回すと、白い壁に背の低い家具。
中央の丸テーブルも足が短く、椅子ではなく平たいクッションが周りに敷かれている。
部屋の奥の1スペースには刀と大きな扇、からくり人形が飾られていた。

(和風の方)
貴方は障子を開き、入室した。

すると入った瞬間、手に自分の靴を持たせられている。
なるほど、と思いつつ足元をみると綺麗に手入れされた畳が目に入る。
試しに一歩廊下に戻ってみると靴をきちんと履いている。
また部屋に入ると靴を脱いでいる。

これは便利だ、と思いながらも部屋に入り見回すと、白い漆喰壁とちゃぶ台、桐たんすと掛け軸。
床の間には刀と大きな扇、からくり人形と印籠が飾られていた。



貴方が部屋を見回していると、部屋の奥にあった扉(障子)が開き、手にコップとティーポット(急須)を持った男性が入ってきた。
男性は貴方の姿に気が付くが、気にしていないような様子で中央の丸テーブル(ちゃぶ台)の前に腰を下ろした。

かんくろう「まぁー座れよ。分かってる、どうせルーベが呼んできた奴だろ?はぁー、まあ助かるわな

そういう男は明らかに疲労しており、そこらへんのベンチでため息をつくおっさんにしか見えなかった。

ここで1d6ダイスを振ってかんくろうを観察してもいいよ!!
成功したら→髪は黒に近い灰色で適当に切りそろえているのを適当にオールバックにしているようだ。瞳は真っ黒で切れ長だが、今はけだるい色を称えている。。
顔は東洋系であり、おっさんにしか見えない。
失敗→おっさん疲れてるなぁ

男はため息をこぼしつつ、話し始めた。

→かんくろう本編「首切り供物」

首切り供物

【概要】
ここ最近、俺への供物に生首捧げられて困ってる。
辞めさせてくれ…

ちなみに捧げているのは都の巫女だ。

【真相】
遊びに行こうと不用心に神社に降りてしまったかんくろう。
それに一目ぼれした巫女。

巫女はかんくろうへの供物に生首を捧げ始める。
今まで捧げた首は43。
あと一人…あと一人で神と結ばれる…

PLは6ターン(移動6回)の間に巫女を探し出し、最後の供物置き場に見当をつけなければなりません。
6ターン経過し、最後の場所に行けなければ巫女とその周辺の集落の住民全員死にます。

【登場人物】
*首切り女(スズラン)
元々は根暗でコミュ障な巫女さんだったが、ある時たまたま神社に神かんくろうが現れ、一目ぼれ。
どうすれば神と交われるかなどを考えているときに謎の男に欲望を引き出された上で妖刀を授けられ
「かんくろうに44人の首を差し出せ」
と吹き込まれて夜な夜な無差別に首を狩り出す。
妖刀の柄は触手のように巫女の腕を這い、根っこを下すように一体化している。
その根っこのような部分には真っ赤な花が咲き、巫女の体のいたる場所からも花が肌を破り生えている。

最後の捧げる場所は森人の集落、の地下の巨大空洞。
この際44人以上でもいいか!と思い、森人達を捕獲して時間になったら首をはねる算段。
失敗したら自分で自分を刺して巨大な樹木となつた巫女とバトル。

*謎の男
恋する乙女にひどい事をする2
詳しくはルーベルート。


【情報】
★まず巫女の神社に奇妙な地図。そこに五つの丸が付いていました。
・博物館 ・サクラオカ神社 ・シンク広場 ・アイテム屋 ・騎士団詰所
ちなみに神社はサクラオカ神社。
★この五つを6ターン探索して見つけるべし!!
★博物館は図書館のようなもの。よく巫女さんが来ていたと証言。
★新聞も保管してある。事件現場は街内もあれば郊外でも行われている。
★神社には生首が転がっているだけ。あと軽い日記だけ。
★シンク広場には神々の像が中央にある。人もたくさんいる。それだけ。
★シンク広場には巫女もよく来ていた。ダイスで成功したら巫女を知っている人が次の行き先を教えてもいい。
★さらに成功したら「あの巫女さん、最近よく森の方へ行くのを見かける」とも証言。
★騎士団詰所では、先日の騎士殺害事件の犯人として首切り魔を追っている、と言うだけ。
★しかし、殺された騎士は首あったよ…?とも証言>>関係ないもん<<
★アイテム屋はただのアイテム屋
★しかし何かを買ったら「そういえばよく来ていた森人さんが最近来ないのよ~」と証言。

★森人の集落には誰もいない。中央に大きな木。その木に入口らしきもの。その下が決戦場。
★もしここで隠れながら行ってしまったら二三人の首がはねられる。潔く堂々と入ろう。
★堂々と入ると巫女は自分を刺す。

【移動ルート】
…6ターン以内とはいえ、すべて周ったら必ず出す感じで。
すべて周る事がフラグという事で。同じ場所に行きそうになったらさりげなく「そこさっきも行ったけれど大丈夫?」と助言(NPCがいたらそいつに言わせてもいい)

【バトル】
移動先で出会ったらバトル。
一回目は人がた。なかなか強い。

二回目は地下空洞で。
巫女自分を刺して巨大樹へ。


【フローチャート】
かんくろうから話を聞く→おじゃまします()→すべてを回る→巫女第一段階に勝つ→森人の集落へ→地下空洞へ→巫女第二段階とバトル→おわり

4【クローディアルート】

【クローディアルート】
貴方は蔦の這う木の扉を開いた。

…そこに部屋はなかった。
四方を木に囲まれ、足元には青々とした草と色とりどりの花々。
どこからか差し込む日の光。

一目でそこは森の中たとわかった。

貴方は一度ドアを振りかえるが、そこには元の石作りの廊下。
そして奇妙なことにドアは空中に浮いていた。

その奇妙さに困惑していると、森の向こうから一人の少女が走ってきた。

クローディア「あああー!待ってたのー!こっち!来て来てー!!

そう言いつつ、少女は貴方の手を取り森の奥へと走り出した。
振りほどこうとしても、手に力が入らずそのまま少女のなすがままです。

しばらく走った後、貴方は切り株で作られたテーブルと椅子が置かれたスペースに辿りつきました。
少女はそこでようやく手を離し、椅子に促してくれます。

ここで1d6ダイスを振ってクローディアを観察してもいいよ!!
成功したら→髪は明るくキラキラと輝く金色。瞳は空を思わせる澄んだ青。
顔はとても愛らしく、誰から見ても美少女。しかし少女な見た目にしては表情がしっかりしているような印象を受ける。
失敗→美少女だな―

少女は貴方にしみじみとした様子で話し始めた。

→クローディア本編「空に孵る」

空に孵る

【概要】
私の子供が森の奥にいるのだけれど、その子にとりついた巨大蛹が一向に孵らない!!
このままでは我が子も倒れるし、蛹も死んでしまう!!

どうにかしてどちらも助けてあげて!!

【真相】
森の奥の巨木の力の強さに目を付けた謎の男。
謎の男は巨大芋虫を巨木に放ち、魔力のある葉などを食べさせ魔力を蓄えさせて、蝶になったときに吸収してしまおうという作戦をたてる。

作戦は途中まで成功するが、芋虫が蛹になってから動きがなくなってしまう。
蛹いわく「自分は蝶ではなく蛾。それに孵った瞬間に死んでしまうなんていやだ!!」

PLは蛹を殺すか、孵すか決める。

【登場人物】
*蛹
謎の男によって巨木に取りつかされた巨大虫。
食べたものと込められた想いによって成虫の姿が異なり、蝶にも蛾にもなる。

謎の男の作戦を知っており、PLにも話す。
しかし謎の男の邪悪な魔力によって生み出され、巨木の命を削って成虫になる自分は絶対に醜い蛾になってしまうだろうし、謎の男によって殺されるのもいや!!
PLに殺してくれ、と懇願する。

ただし蛹の殻はめっちゃ硬い。

*謎の男
巨大芋虫を魔力で生まれさせて、巨木に寄生させた。
巨木の凄まじい魔力を狙う。
詳しくはルーベルート。

*巨木
クローディアとギルツの子供らしい。
新人類が生まれる以前から森に根付き続け、森を守ってきた。
実は巨大芋虫が寄生した時点で払いのける力はあったが、芋虫自身の心の清らかさから「きっと蝶になる」とあえて受け入れていた。
たくさん葉っぱを食べられ、養分も吸われてしまったが新たな命のためなら…と慈愛。
これもクローディアとギルツの子供だからの聖人さ。


*巨木を守る森人
巨木のある森のそばに村を作り住む森人。
巨木に取りついた芋虫を何とか退治しようと奮闘しているが、そのたびに巨大な鳥の魔物に邪魔をされてやきもきしている。
今回、都から雇った魔物狩人二人も連れて決着をつけようとしている。

*鳥
謎の男が芋虫の監視用に置いた魔物。顔が女性で恐らくハ―ピー系統。
謎の男に心酔している。
芋虫に危害を加えようとする者に襲いかかる。

*雇われた魔物狩人二人
ブレトさんとアルクさん。
アルクさんの故郷と親交のある別森人が困っているという事でやってきた。
ただし今回は最後にくるだけ。


【情報】
★ハッピーエンドは
・蛹に一度も攻撃しない
・巨大鳥を倒す
・村人を説得する
★蛹に攻撃した場合→蛾になり、悪意に堕ちて、鳥も殺し、PLに襲いかかってくる。
★巨大鳥を倒さなかった場合→蛾のときはそのままアボン、蝶の場合は連れ去って終わり
★村人を説得しなかった場合→蝶の場合ブレトさんアルクさんに撃たれる
★ようするに「芋虫と巨木を信じて」「鳥を倒し」「村人を説得する」
★芋虫は怖い~とかしか言わない
★鳥は挑発すればすぐに降りてきます


【フローチャート】
ギルツから話を聞く→おじゃまします()→眠って起きない人たちが多く住む地域を教えてもらう→人々から話を聞く→不眠症男を訪ねる&話を聞く→不眠症男から枕を押しつけられる→寝る→夢の街探索→博物館探索→獏と対峙&バトル→勝利!→おわり

自己紹介と依頼

【自己紹介と依頼】
デオ「自己紹介がまだだったね!!私の名前はクローディア!ルーベのお友達だよ!!
でね、でね、ルーベには私が頼んで貴方を呼んでもらったの!皆大変だからね、貴方の力が必要だと思って!!

ああっ、もう前置きはもう良いよね!貴方に頼みがあるの!
実は私の子供が大変なの!
都からちょっと離れたところにある"パプリカン"っていう森人の子孫が作った集落があってね、そこの奥の森に生えているのだけれど…
この前突然大きな芋虫が現れて、私の子供にくっついて、葉っぱを全部食べちゃったの!
でね、その芋虫はどんどん成長して…ようやく蛹になったと思ったら、今度はかれこれ一か月間そのままの状態なのよ!
このままじゃ蛹の重さで私の子供は倒れてしまうかもしれないし、蛹もそろそろ羽化しないと中で腐っちゃうと思うの!!

お願い!蛹と私の子供を助けてあげて!!


と、少女…クローディアは貴方に必死な様子で頼んできました。
RPをどうぞ。

*子供…?→
クローディア「私こう見えても沢山子供がいるんだよ!もちろん私自ら生んだんだから!えっへん!
クローディア「今回の子は新人類が再誕する前に生んで、パプリカンの森の奥に植えた子なんだ。だからとっても長生きな子。私とギルツの大事な子供だよ。
クローディア「あ、ごめんね。感覚ちょっとずれてたかも。あのね、私は木や植物を生むの。力のある子は人間の姿になれたりお喋りできるけれど…基本的には普通の物言わない植物の姿をしているんだ。このフルール大陸の植物、私とギルツの子供なんだよ。今回の子はお喋りできるから安心してね

*ギルツ…?

★ギルツルートをクリアしていない場合
クローディア「ルーベと仲間たちの一人のとっても良い人だよ!!私の旦那様!ギルツも困っているみたいだから、今度お手伝いしてあげてね!

★ギルツルートをクリアしている場合
クローディア「私の旦那様だよ―^^えっ?私みたいな子供と付き合っているのかって?私のこの姿はギルツの趣味でこんなだけれど、本当は私大人なんだよね…ルーベにも負けないナイスバディなんだよ!今度その姿も見せてあげるね―!

★デオまたはウトゥックのルートをクリアしている場合
クローディア「ルーベと仲間たちの一人のとっても良い人だよ!!私の大好きな旦那様!!そうそう、貴方も知っているウトゥック(デオ)の弟だよ。あの三人とっても仲がいいから、誰か誘えれば芋蔓式でついてきてくれるかもしれないよ

*蛹も助けるの??
クローディア「もちろんだよ!生まれた命に罪はないし、大きくなるためにご飯を食べるのも当たり前の事…確かに私の子供は葉っぱをすべて食べられて弱ってしまったけれど…新たなものに命は引き継がれるという事だよ!
クローディア「それに私の子供はまだ枯れてない。うふふ、父親に似てとっても丈夫なんだ。私もできる限り力を送っているしね。でも倒壊だけは防げないから…
クローディア「あの大きな芋虫ちゃんは綺麗な蝶になれる。広いこの世界を大空から見て、生まれた事を喜んでほしいな。


*仲間にしたい場合は話術でダイス。
ギルツの依頼を先に済ませている場合は判定+10
成功した場合は→クローディア「うん、分かった!!でも力はセーブさせてもらうね!ほら、私がクローディアだつて現世の人たちにばれたら大変だからね?
失敗した場合は→クローディア「今はここを離れるわけにはいかないの。ごめんなさい…代わりコレを…
★★アイテム【森の護り石】を入手(このアイテムはバトルで一度だけクローディアを呼び出し攻撃してくれる)★★

クローディア「話はそれくらいかなー?また聞きたい事があったら聞きに来てもいいよ^^

そう言ってクローディアが笑うと、後ろに扉が現れた。

シュテファン・ソル

【ペコ】
貴方が扉を開けると、そこは先ほどまでいた森と一見何も変わらなかった。
色とりどりの花々と植物が出迎えてくれた。

しかし見回してみると天井はガラス張り、そして周囲の植物の隙間からもガラスの壁が見えた。
…どうやら人工的に植物を育てている、いわゆる温室のようだ。

貴方は良く手入れされ、生き生きとしている花々に見とれつつ、歩を進めると、正面の視界にこの美しい空間に似遣わぬ巨体人間が飛び込んできた。

貴方の身長から見積もると、その者の大きさは大体2メートル程度だろうか…?
ガラス張りの天井から差し込む日光で艶やかな金髪と鍛えられた褐色のガチムチ筋肉が植物の緑の中に異様な不釣り合い感を浮かび上がらせている。
そんなガチムチの男が植物たちに体をくねくねさせながら水を与えている。

そして貴方の振りかえる…

ソル「…あら、やだぁ~~~びっくりしちゃったぁん~お客様?あん、ちょっと待ってね、この子にお水をあげてからっと…んっ、よぉし♡

巨体ムキムキ男は足元の小さい花に水をあげ、投げキッスをその花に贈った。

ソル「んむちゅ♡夕方にまた来るわねん。べビィちゃん♡

ソル「ごめんなさいね~~お待たせ♡んふっ♡ここにいるという事はクローディアちゃんのお手伝いをする子ね?
あん、やだ!私ったら自己紹介を忘れていたわ。私はソル家のステファン♡好きに呼んでもらっていいけれど…ステファニーって呼んでくれたら嬉しいかな?もちろんソルちゃんでもそのままステファンでも良いのよ♡貴方が選んで呼んでくれるってだけで私は嬉しいから♡
貴方のお名前は?

(自己紹介RP)

ソル「まあ素敵なお名前♡貴方にぴったりよ♡よろしくね、(PL名)ちゃん♡

ソル「あら、やだ。お友達になれて浮かれていたわ。そうそう、貴方クローディアちゃんにあの蛹ちゃんと神木ちゃんの事を頼まれて来たのよね?私もその事についてすごく頭を悩ませているのよ。だから何か聞きたい事があったら何でも聞いて!


*クローディアちゃん…?→
ソル「ええ、私とクローディアちゃんは仲良しの関係♡
ソル「んふっ、真面目に答えさせてもらうとね。私はペタル王族に名を連ねる六名家の一つ、森の幼母の加護を与えられしソル家当主。
ソル「六名家は代々当主がフルールの神と契約して、与えられた加護により国王や国民を守っているの。代わりに色々な代償も伴うけれどね…私の家は代々クローディアちゃんの加護を受け継ぐわ。代償は……んふっ、この契約の間の花々を絶やさぬ事

*ここはどこだ?と聞かれた場合→
ソル「説明が難しいけれど…ここは現世。んー、詳しく言うと、フルール大陸の王都ペタルの、私のお屋敷にある契約の間。貴方が今出てきたのは神の間。クローディアちゃんのお部屋ね。
この温室はその現世と神を繋ぐ契約の間。神と私がお話したり、加護による力を頂いたり…他の六名家にもこういう契約の間があって、本当は契約した人しか入れないのだけれど、クローディアちゃんも私の先祖代々もそこら辺はゆるいから、たまに人を招待してお茶したりしているわよ。
あっ、でもゆるーいのはうちだけみたいだから。他の契約の間に入るときには気をつけてね!特にガルちゃんのところはこわーいから!

*蛹について→
ソル「話によると、黒いローブの男が放った魔物みたい
ソル「多分、神木ちゃんの力…葉っぱに込められた魔力を吸収するために芋虫ちゃんに食べさせているみたい
ソル「神木ちゃんの近くに黒ローブの男は凶暴な鳥の魔物も放って、芋虫ちゃんに危害を加えようとする者から守っているの。芋虫ちゃんもとい蛹ちゃんが羽化したら、その鳥に羽化した子を回収させて溜めこんだ魔力を…可愛そう…
ソル「その鳥もどうにかしないと、芋虫ちゃんは安心して大空に飛び立てないと思うわ

*鳥について
ソル「とても凶暴な魔物よ。人の言葉は理解するみたいだけれど…説得は無理ね。パプリカンの人たちもお手上げみたい

*パプリカン集落について
ソル「古代の森人の血を受け継ぐ人たちが暮らす集落ね。今回の神木ちゃんを森の護り神クローディアちゃんの化身として長く信仰しているわ。
ソル「だから今回の芋虫ちゃんにはとても困っているみたい。いいえ、敵として認識していて、退治しようとしているみたいなの。神木ちゃんを守りたいのはわかるけれど…私が何度か説得に行ったけれどだめなのよ。困ったわぁ
ソル「芋虫ちゃんに危害を加えようとすると、近くに潜んでいる鳥の魔物が襲ってくるわ。その魔物はとても強くて…だから手が出せなくて、戦いのプロ…魔物狩人を二人呼んじゃったらしいのよ。かなりの腕の持ち主だから、早く止めないと鳥も芋虫ちゃんも倒されてしまうでしょうね…
ソル「とにかく、神木ちゃんと芋虫…蛹ちゃんを助けるには色々手を回さなくちゃいけないわ!

*ステファンさんを仲間にする場合
クローディアがいる場合は断る。いない場合は話術でダイス。
成功した場合は→
ソル「分かったわ。私こう見えてもお話は得意なのよ。説得は任せてね♡

パブリカン

【森人の集落ぱぷりかん】
貴方が都を出発してからしばらく…ようやく目的の集落に辿りつきました。

その集落は周りを豊かな森に囲まれ、鳥のさえずりが木霊し、小動物が駆け、小さな川がサラサラと音を立てて流れる、それはそれは素晴らしい場所でした。

集落に足を踏み入れると、初老の男が貴方に気付いて近づいてきました。

村長「なんじゃ、あんたは?もしかして都の使者かい?ああ、駄目だ駄目だ、その事ならもう無駄だと言っただろう。何度来られようが、わしらは御神木様を守る為に、あの蛹を破壊する。知り合いの息子の魔物狩人もすでに到着してる。鳥も倒せる手練だ。

そう言い終わると、向こうの方から来た女性に"村長"と呼ばれて、そちらへと行ってしまいました。

ここから好きに行動してもらいます。
貴方の前には
族長の家、普通の家が数件…番号で言うと1・2・3、そして少し大きな集会場があります。
そして集落の奥には森があります。森の奥への道もきちんと整備されています。

どこに行きますか?


【説得】
★住人は全部で30人います。村長を入れると31人です。この住人の半数(15人)以上を説得できないと蛹襲撃は止められません。
★村長を説得できると+10人
★クローディアが仲間にいると説得人数判定に+2人できます
★どこかに立ち寄るたびにGMは1D6を振ってください。成功した場合はブレトさんとアルクさんに出会います。


*ブレトさんとアルクさんに出会った場合…→
貴方は次の場所に移動しようとした時に後ろから声をかけられました。
振りかえるとそこには二人の若い男性が立っていました。
一人は黒髪に黒い眼でくたびれた帽子をかぶり、屈託のない笑顔を見せています。腰には二丁の拳銃を提げているのでおそらくガンマンでしょう。
もう一人は金髪に金の瞳、羽の髪飾りが特徴的ですが表情なく、真顔で貴方を見つめています。弓を携えているのでおそらくアーチャーでしょう。

ブレト「アンタ、あの蛹の事で都から来たのか?俺たちも村長に頼まれて蛹と鳥を退治しに来たんだが…
アルク「ブレト、前置きはいい…単刀直入に言おう

黒髪帽子の男が話し出したところで、金髪の男がそれを止めた。
そして、改めて貴方に向き直ると

アルク「クローディア神は無用な殺生を良しとしない。あの蛹は悪ではないと思う…助けられる命だ…だが…僕たちは"魔物狩人"として依頼を受けてやってきた……依頼者である民の頼みに背くことはできない。…助けたければ、住人達を説得して回れ…
ブレト「特に族長だな。こういう所の長ってのは大概自分の考え=集落自体の意思とか何とかで集落を動かしているからな。あの人を説得できれば結構な数の民を説得できたも同じだぞ
アルク「……ここの住人は族長を入れて31人だ…夜、僕たちが御神木の元へ行くまでに半分を説得して、退治をやめさせろ…
ブレト「頑張ってくれよ。俺たちはそこらへんぶらぶらしているから、何かあったら声掛けてくれていいぜ

そう言い終わると、二人組は立ち去って行きました。

★二人は"鳥を退治するから手伝ってくれ"と言わない限り仲間にはできません。あとは進行のヒントやとりあえず雑談を話してくれます。
★もし、万が一、PLが二人を拘束したりして動けなくなった場合は、近くで依頼をこなしてきたラギアさんとロンさん、ルミナさんがやってきます。


*族長の家【説得成功→説得人数+10】
貴方は村長の家にやってきました。ドアの前にいます。どうしますか?

★失礼のないように入った場合→説得変化なし
★ノックしなかったりドアを乱暴に叩いたら→説得判定-10

族長は無愛想ですが、きちんと貴方を家の中へ迎え入れてくれました。
RPをどうぞ

★何を言われてもとにかく神木を守りたい!という事を話す。
★鳥について聞かれたら→
族長「あの黒いローブの男が芋虫と一緒に出していた。あの鳥は芋虫を守っている。仲間に違いない。
★ローブの男について聞かれたら→
族長「ふらりとここへやってきて、怪しかったから後をつけてみたら、右手から巨大芋虫を左手から鳥の魔物を出したんだ。驚いて腰を抜かしていたらいつの間にかいなくなっていたよ…髪は真っ白で長かったけれど、男なのは間違いなかったな
★蛹への襲撃をやめて→
族長「あの蛹をどうにかしないと、このままでは御神木が倒壊してしまう。
説得RPをしたい場合はどうぞ。その内容によっては説得判定に+されるかもしれません。
終わった場合やらない場合は話術でダイスをどうぞ。
成功した場合は「少し考えさせてくれ」と言って、PLを丁重に外へお送りします。もちろん成功ですのでご安心を。


*家
こじんまりとしていますが、しっかりとした木の家です。
壁に蔦が這い、可愛い花が咲いています。これも森と共に生きている民族だからこその光景でしょう。

※家の前に立った時にPLにきちんとノックするかなどを確かめてください。
ノックしないなど失礼な入室した場合は説得判定-10
※説得に成功すると、その家の住人人数だけ説得人数+

★1の家→この家には若い男が一人で暮らしているようです。
話をする場合はRP、説得する場合は説得RPした後に話術または魅力でダイスをどうぞ
(この家の住人は鳥に怪我をさせられた男の人。そりゃあもう鳥も芋虫も憎しみ)

★2の家→
この家には若い女性と老婆が二人で暮らしているようです。
話をする場合はRP、説得する場合は説得RPした後に話術または魅力でダイスをどうぞ
(この家の住人はあまり手荒な事は好きじゃなさそう。でも蛹をどうにかしないとは思っている)

★3の家→
この家には若い女性と小さな男の子がいました。
話をする場合はRP、説得する場合は説得RPした後に話術または魅力でダイスをどうぞ
(旦那は集会場にいる。母親はわりと中立というかどうでもいい。息子はこっそりと芋虫とお喋りしに行った事があるらしく「あの虫さんとっても泣き虫だけど僕と友達になってくれたよ!」と言ってくる。男の子と話した時点で男の子は説得完了)

*集会場
貴方は集落の中でも特に目立つ集会場らしき建物にやってきました。
集会場、といっても建物内には人がいなく、建物の前で多くの人々が何かの準備をしています。

★皆、蛹退治の準備をしています。建物内にはそれ用の武器や道具があります。
もし建物内を探索したい場合は…→
貴方は集会場の中に入ってみました。中には誰もいませんが、外で準備をしている人々が持っていた武器や道具が並べられています。
何か必要なものがあったら申告してください。申告して、1d6で成功した場合は手に入れる事が出来ます。

※ここで説得に成功した場合は2D6を振って出た数だけ説得成功とします。
※ここでは三回まで説得に挑戦できます!!

★何の準備をしているか聞いてみる場合→
住人「夜に御神木の元へ行って、蛹と鳥を退治する準備をしているんだ。
住人「夜なら鳥は夜目が効かない…といいけれど、どうだろうな

★話をする場合はRP、説得する場合は説得RPした後に話術または魅力でダイスをどうぞ


【説得成功】
15人以上住人の説得が出来たら、族長が貴方の元へやってきて
族長「君のやり方に賭けてみようと思う。

★蛹にすでに攻撃を加えている場合→
族長「ただし、魔物狩人の二人を同行させる。御神木に危険が迫ったと思った時点で二人に動いてもらって蛹と鳥を退治してもらう。いいね?

と言ってブレトさんとアルクさんが仲間になります。

★蛹は無事、鳥をまだ退治していない場合→
族長「ただし、村の誰かを同行させる。そこにいる魔物狩人の二人でも良い。とにかく監視をつけさせてもらう。御神木に危険が迫ったと思った時点で蛹と鳥を攻撃する。いいね?

★鳥を退治した後
族長「ただし、村の誰かを同行させる。そこにいる魔物狩人の二人でも良い。とにかく監視をつけさせてもらう。御神木に危険が迫ったと思った時点で蛹に攻撃する。いいね?

選んでもらう


【説得失敗】
この場合は何も言ってこない。

大樹

【パプリカンの森】
貴方は豊かな森に足を踏み入れた。
すると、集落では感じられなかった神秘的な力を肌で感じる事が出来た。

全身を包む暖かなオーラ。
凍った心、荒んだ心、傷ついた心、悪の心…それがすべて払われ、幸せな気持ちでいっぱいになる。
まるで遠い昔忘れ去っていた母親に、または貴方の生涯で愛した者に、または焦がれた者に…抱かれているような感覚。
貴方の視界は明るくなり、奥へ奥へと進む足取りも軽くなった。


そうして進むと、大きな広場…森の中心へとたどり着いた。

貴方は言葉を失う。
広場の中心にそびえる巨大な木。どっしりと根を地面に下ろしている。視界いっぱいに映る太い幹。本来は見える事がないであろう枝はまるで人の血管のように大空へと伸び広がっている。
人と寄り添っているような、暖かな大木…しかし、今の姿はその雰囲気とは正反対に寒々としてしまっていた。

枝に一枚も葉がなくなっていた。

その裸にされている枝に絡みつく白い糸。その糸につながった巨大な…何かの蛹…
時折ドクンと中を波打たせて、巨大な木を揺らす。


大木「…貴方は、わが母の使いの者ですね…?

貴方が唖然と見上げていると、脳内に直接声が響いてきた。
周りを見回すが、貴方達の他に人はいない。

もう一度大木を見上げると、再び脳内に声が響いた。

大木「私は貴方の前にいる、木です。貴方から母の気配を感じたので、話かけさせていただきました。驚かせてすみません…

大木「見ての通り、今の私の姿は見るに堪えないかもしれません…しかし、私はとても心穏やかです。心配はしないでください。それよりも…この子…蛹さんの話を聞いてあげてください…
さあ、心を開いて…この方たちは貴方の敵ではありません

そう聞こえ終わると、大木に寄生した巨大な蛹がドクンドクンと揺れ、メキメキと音をさせたかと思うとグロテスクな目玉が表面に浮き出てきた。

蛹「…ごめんなさい…気持ち悪いですよね…ごめんなさい…僕は…グラトーンバタフライの子供…ごめんなさい

どこから喋っているのか、蛹は喋り出した。

蛹「貴方達は御神木さんのお母さんが呼んだ人たち…?お願い、僕を殺してほしいんだ…
蛹「僕は寄生したものの魔力を吸いつくして、体にそれを溜めこんだ上で強い成虫になる魔物なんだ…本来はここにいないし、来るはずもなかった…でも僕の入っていた卵を黒いローブの人が持ち出して、この御神木さんに寄生させたんだ…
蛹「黒いローブの人は言ってた…僕がこの御神木の魔力を食らい尽くして、成虫になった暁には自分がその魔力をもらう…って…その人はとてもとても邪悪な魔力をまとってた…
蛹「僕はその人の言いなりにはなりたくなかった。けれど、グラトーンバタフライの幼生は意思とは関係なく寄生したものの葉を食べてしまうんだ…だから…だから…僕は…ごめんなさいごめんなさい
蛹「グラトーンバタフライは清らかな魔力に触れると千年生きる蝶になる。けれど邪気に触れたら千年破壊をし続ける凶暴な蛾になってしまう…
蛹「あんな邪悪な人に利用されて、御神木さんを食らい尽くしてしまった僕はきっと…蛾になってしまうんだ
蛹「嫌だよ…僕は皆を傷つけたくない…御神木さんも殺したくない…だから…お願い…蛾になる前に、僕を、殺してください

蛹がそう言った瞬間、貴方達の頭上に奇妙な鳥が飛び始めました。
体長はふつうの鳥の数倍…明らかに魔物だった。
目を凝らしてみてみると、くちばしはなく、人の顔を持っている事に気付いた。

貴方を視界に入れると、威嚇するようにギャーギャーと鳴き始める。
しばらくそうしていたと思うと、近くの木に着地し、貴方の事をじっと睨み始めました。

大木「…あの鳥は、この子…蛹さんが連れてこられた際一緒に放たれた魔物です…この子に危害を加えようとすると、攻撃してきます…
大木「多くの者があの鳥に怪我をさせられました…きっと、黒いローブの男の僕でしょう…
大木「この子が羽化したと同時に捕まえて、主の元に連れ去るのだと思います
大木「あまり手荒な事は好きではありません…しかし、この子を守るにはあの鳥を倒すしかありません…


それではここから自由行動ができます。
貴方がもういい、というまで探索が出来ます。もちろん集落にも都にも戻る事も出来ます。
探索もやるべき事も準備もすべて終わったと思ったら、この場所で時間を進めてください。
時間を進めると夜になります。

行動をどうぞ。


【大木に話を聞く】
*つらくない??貴方はどうしたい??
大木「私はこの子…蛹さんを救ってほしいと考えています
大木「蛹さんは自分が蛾になると思っているようですが、私はそう思いません。だって、とても心が清らかなのですから…
大木「この子はきっと蝶になれます。そしてこの広く美しい世界を生き、命と意思を繋ぐのだと…私は信じています
大木「貴方もこの子を信じてあげてください…信じて、この子を大空に孵してください

大木「私の命が尽きようともかまいません…私は長い年月を生きました…新たなものに命を継げたのです…悔いはありませんよ


*集落の人々が…
大木「許してあげてください…あの者たちはとてもやさしい子達なのです…私を助けるためにやっているだけなのです…
大木「しかし私はあの者達を止める術はありません…お願いです…説得して、この子への攻撃をやめさせてください…

*黒いローブの男
大木「分かりません…ただ…そう、ただ一つ…ルーベさまにとても似ている魔力を、感じました…


【蛹に話を聞く】
*君はどうしたい?
蛹「僕は、さっきも言ったように羽化する前に殺してほしい…
蛹「今まで踏ん張ってきたけれど…今夜にでも生まれてしまうだろうから…
蛹「僕の体は硬いから、傷が付かないとは思う…でも、あの、100回くらい攻撃してもらえたら…大丈夫だと思う…多分

*鳥について
蛹「あの鳥怖いよ…あの鳥がいるから僕は…集落の人たちにも迷惑かけちゃった…
蛹「一体だけだから、その…君たちならきっと勝てるよ

*黒いローブの男について
蛹「分からない…怖い人…
蛹「でもね…僕のお母さん達、グラトーンバタフライはその性質だから古代に封印されたんだ。並大抵の魔力の持ち主じゃ封印解除できないはずなんだよね…
蛹「誰が封印したのか…?ルーベ様だったと思うよ


【蛹に攻撃】
蛹への攻撃は普通に攻撃宣言をしてもらい必中ということを伝えてダイスを振ってもらいます。
ただし、ダメージはどんなに良い目が出ようと固定値1です。
攻撃し終わったら鳥との戦闘です。
【鳥と戦闘】
★蛹に攻撃した場合→
蛹に攻撃した瞬間、貴方の背後から大きな羽音が聞こえて着地するのが分かりました。
振り返ると、側で睨みつけていた巨大な人面鳥が貴方に攻撃を繰り出そうとしているところでした!!
戦闘開始です!!
★普通に呼んだりして戦う場合→
(呼んだりするRPをしてもらい)
貴方の前に大きな人面鳥が降り立ちました。
その大きさは貴方の倍。
醜悪な女の顔を歪ませ、鋭い歯を見せて不気味に笑っています。
戦闘開始です!
★戦闘勝利→
貴方が繰り出した一撃が人面鳥の急所を貫き、人面鳥は地面に倒れ伏せました。
断末魔をあげる暇もなく、鳥の体は腐り、一瞬で土に戻ってしまいました。

蛾になった蛹

【蛾に】
このルートは
・蛹に1度でも攻撃した場合
に入ります。
当てはまらない場合は【蝶になる】へ行ってください
※集落民を説得しているしていないに関係なく、このルートの時点で集落の人は出てきません。
危ないし
→→
貴方の頭上には月が登っています。
それはそれは美しい月でした。
そう、怖くなる位……
月明かりに照らされ、
蛹は体を一際大きく波打たせました。
ドクドクとした体液を循環させる音と振動が貴方にまで伝わっていきます。
そして暫くして、肌を裂くような生々しい音と共に蛹の背中が開き、そこから
グロテスクな羽が出てきました。
名状しがたい生理的に嫌悪感を感じる模様、生臭い異臭、そして貴方の知っている虫には付いていない、青白い人間の腕
目の前には、もう貴方の知っている臆病で優しい蛹はいません。
いるのは巨大な蛾。
千年破壊を続ける厄災
グラトーンモス
★鳥を倒し終わっている場合→
かつて、人類が産まれる前に大地を焦土に変え、女神によって封印された悪しき魔物が貴方に襲いかかろうとしています。
戦闘開始です!
★鳥を倒していない場合→
かつて、人類が産まれる前に大地を焦土に変え、女神によって封印された悪しき魔物
貴方は武器を反射的に構えました。
すると、その瞬間貴方の横を一陣の風が吹き抜けました。
鳥「キャハハハ!!ウマレタウマレタ!!!主に献上出来る!!
人面鳥です。
人面鳥は風のようにグラトーンモスの周囲を飛び回り、その鋭いかき爪を体に食い込ませようと伸ばしーーた瞬間に、人面鳥の体は縦に割れ裂けていました。
断末魔をあげる暇もなく、死んだ事にも気付かない位あっさりと、
その半分になった体を掴まれ、グラトーンモスの口に運ばれて噛み砕かれ、飲み込まれてしまいました。
グラトーンモスの暴食はまだ満たされていません。
次は貴方の番です。
戦闘開始です!!
【戦闘勝利】
貴方の放った一撃でグラトーンモスの羽根は千切れ、地面に落ちたと同時に燃え始めました。
鱗粉が火の粉となり、御神木にも火が広がりました。
貴方が慌てて消火しようてすると、脳内に声が響き渡りました。
大木「近寄ってはなりません。この火は1度燃え移され、燃え始めたら消すことは出来ません。
…大丈夫。他に移さねばいいだけの事です。
私の最後の力を使って、この森を皆を守りましょう。
その瞬間、大木は一気に燃え上がり天まで届く火柱がまるで太陽のようでした。
火の勢いが激しいにも関わらず、周りの草木には燃え広がらず、大木だけが燃えています。
貴方はその燃え上がる火の中に見ました。
穏やかな微笑みを浮かべつつ、泣いている芋虫を抱き上げる女性を。
芋虫を愛おしそうにあやし、貴方に視線を向けて笑う女性を
最後に1D6をどうぞ
成功→貴方は女性が口を動かし「ありがとう」と言っているのが分かりました。
失敗→貴方は女性が口を動かし「さようなら」と言っているのが分かりました。
シナリオ「空に孵る」
ノーマルエンドです

蝶になった蛹

【蝶になる】
このルートは
・蛹に1度でも攻撃していない
場合に入ります。
当てはまらない場合は【蛾になる】へ行ってください。
このルートは分岐が少し細かいので気をつけてください。
→→→
貴方の頭上には月が登っています。
それはそれは美しい月でした。
青白い月明かりの元、蛹は体を一際大きく波打たせました。
ドクドクとした体液を循環させる音と振動が貴方にまで伝わっていきます。
そして暫くして、殻を割るような音と共に蛹の背中が開き、そこから
硝子細工のように美しい羽が出てきました。
ステンドグラスのような色とりどりの透明感のある模様は、グラデーションがかかり角度によってその色合いを変えます。
花の蜜のような甘い香りを纏い、羽根を大きく広げました。
貴方の前にいるのは臆病な蛹ではありません。
千年生きる美しい蝶
グラトーンバタフライ
幸福を運び、世界を慈しみ、悪しき想いを浄化する。
伝説の蝶です!!
↓ここから色々分岐↓
上に行くほど優先順位高
★鳥を倒していない場合→
刹那、貴方の横を一陣の風が吹き抜けました。
鳥「キャハハハ!!ウマレタウマレタ!!!主に献上出来る!!
人面鳥です。
人面鳥は風のようにグラトーンバタフライの周囲を飛び回り、その鋭いかき爪を伸ばして体にくい込ませました。
痛みにビクリと体を震わせるグラトーンバタフライ。
貴方は武器を反射的に構えました。
しかし、それよりも速く人面鳥はグラトーンバタフライを連れ去り闇夜に消えてしまいました。
シナリオ「空に孵る」
バッドエンドです。
★鳥を倒し終わった、住民の説得失敗→
刹那、貴方の横を1本の弓矢が飛び抜けていきました。
弓矢はグラトーンバタフライに刺さり、そして連続して数本また刺さりました。
グラトーンバタフライは痛みにビクリと体を震わせ、地面に落ちてしまいました。
貴方は反射的に振り返ります。
そこには弓を構えた魔物狩人、そして集落の民たちがいました。
貴方はグラトーンバタフライに駆け寄ろうとします。
しかし、それよりも早く、グラトーンバタフライの側には帽子をかぶった魔物狩人がいました。魔物狩人はグラトーンバタフライの頭部に銃の銃口を当て、
引き金を引きました。
シナリオ「空に孵る」
バッドエンドです
★鳥を倒し終わった、住民の説得成功→
貴方が見上げる中、グラトーンバタフライは羽根をヒラヒラと動かし、暫くそうしていたと思うとフワリと宙をはばたき始めました。
鱗粉が月明かりの光の下、星屑を散らすように降り注ぎます。
その鱗粉に触れた貴方は、心の底から癒しが沸き上がり、体の傷もいつの間にか癒えていました。
そして、今まで1枚も無かった大木の葉が鱗粉を触れた部分からどんどんと生えてきたのです。
あっという間に、大木は青々と豊かな木の姿に戻りました。
蝶「僕は、蝶になれたんだね
ありがとう
信じてくれて
生かしてくれて
僕に命をくれて
ありがとう
そう言い、グラトーンバタフライは星空へ高く高く羽ばたきました。
その姿は神々しく、
神秘的で、
しかしどこかあどけなく、
空を飛べることを、生まれた事を喜んでいるように感じました。
おめでとうございます
シナリオ「空に孵る」
ベストエンドです!!

クローディアからの一言

3【クレハルート】

【クレハルート】
貴方は青い鉱石でできた扉を押し開けた。

扉を開いてすぐに目に入ったのは両脇をずらりと並ぶ本棚だった。
その本棚の列が貴方の視界の限界より奥まで続いている。
貴方は本棚の一つに歩み寄り、見上げる。
天井まで伸びる本棚の中は隙間なく本がしまわれており、そのハマり具合から引き出す事も困難なのではないか?とも考えさせられる。

貴方はいつまでもこうしていられないと、意を決して正面にまっすぐ伸びる本棚の道を進みだした。


…いつまで歩くのだろう?といつまでも変わらない景色に辟易し始めた時、唐突に正面が開けた。
大きなからくり時計が一つとその周りを無造作に飛ぶ本と羽ペン、本が開かれるたびに羽ペンは何かを書き込む。
からくり時計はゆっくりと針を動かし、時折ガチャンと音を鳴らす。

その時、からくり時計の上から女の声がした。

クレハ「ようやく来たの?全く…下等生物は要領が悪くてイライラするわ

貴方はからくり時計を見上げる。
そこには足組みをして貴方を見下ろす女が座っていた。


ここで1d6ダイスを振ってクレハを観察してもいいよ!!
成功したら→髪は青銀に輝き、一本一本が絹糸のように繊細だ。金色の瞳は獣のように鋭く、貴方を見据えている。
顔は作り物のように美しいが、同時に冷たく近寄りがたい印象も感じた。
スリットの深い服からすらりと伸びる足を組み、とても妖艶だ。
失敗→多分穿いていない

女はふわりとからくり時計から降り、貴方の前に着地してから話し始めた。

→クレハ本編「青い獣の●歴史ノート」

青い獣の●歴史ノート

【概要】
都にある魔法歴史研究博物館に保管してあった私のノートが何者かに盗まれた!!
取り戻して焼きなさい!!!!!!!

【真相】
クレハさんが失くしたと思っていた日記()
ウトゥックへのラブラブ()おまじないだつたり、かんくろうが亡くなってさみしい><だったり、色々スイーツ()な事が書かれている。まさに黒歴史。
なのでがティーナ家にも保管していなかった。

その黒歴史ノートがとある考古学者によって発掘され、解析解読をするために博物館へと持ち込まれた。
しかし今の人類にとってそれは難解()であり、というか神がまさかスイーツ()な事を記しているとは思わず歴史書兼魔術書として何十年もかけて調べている途中。

それに魅了された(素で)獏(ギルツルート)がそれを盗難!しかし逃亡中に盗賊の男に奪われ殺される。
盗賊の男はそれを売り払おとしたが首切り女(かんくろうルート)によって殺される。
黒歴史ノートは通りかかった商人(デオルート)によって拾われ、とある幼女に売ってしまう。
幼女は最初それを病気の兄の暇つぶし用の読書にと買ったが、謎の男に「それがすごい魔術書」と吹き込まれて、それに載っている魔術で兄の病気を治そうとする。
もちろんそれはエセなので、発動するわけもなく。
恥ずかしいだけで終わる、平和なシナリオ。


【登場人物】
*幼女(ティアン)
病気の兄を持つ頑張り屋な女の子。
たまたま手に入れた魔術書で兄の病気を治そうとする。

ちなみに行った魔術は「チョコレートでアイアイ傘を描いてお互いの名前を描いた上に立ち『スキデスツキアッテクダサイ』と叫ぶ」だけ。

*兄(ジョゼール)
自称病気の兄。
両親が出稼ぎでいないので、妹とお医者さんごっこをしようと本気で演技したらガチで信じられてしまい、引っ込みがつかずに病気のふりをし続けている。役者志望。
妹の魔術もただの遊びだと思っている。多分天然。

*獏(タピール)
魔術歴史研究者だった。
魔術研究所に保管されていた、クレハの記した歴史書兼魔術書に魅了されて盗難。
しかし逃亡途中に盗賊に襲われ、魔術書を奪われた上に殺害された。
その欲望は利用できる、と謎の男によって獏と融合させられ夢の世界(ギルツルート)に閉じ込められて、人々の夢を集めさせられていた。
本人の理性はそのまま。だが、元々歴史研究に傾倒していたので謎の男への協力は大歓迎。
謎の男から聞かされた歴史を嬉々として受け入れ、博物館に色々作り上げていた。

遺体は親切な近くの村人が埋葬してくれた。


*盗賊
金目のものを奪おうと獏を襲ったただの盗賊。
しかし魔術書しか持つていなかったので、魔術書だけ奪って逃げた。
その数時間後に首切り女によって殺害。ちょっと不憫。
遺体はそのまま白骨死体。

*首切り女(スズラン)
元々は根暗でコミュ障な巫女さんだったが、ある時たまたま神社に神かんくろうが現れ、一目ぼれ。
どうすれば神と交われるかなどを考えているときに謎の男に欲望を引き出された上で妖刀を授けられ
「かんくろうに44人の首を差し出せ」
と吹き込まれて夜な夜な無差別に首を狩り出す。
妖刀の柄は触手のように巫女の腕を這い、根っこを下すように一体化している。
その根っこのような部分には真っ赤な花が咲き、巫女の体のいたる場所からも花が肌を破り生えている。

盗賊のアジトに入り、盗賊をあらかた刈り終わった後魔術書に気づき一応持ち出す。
しかし読めなかったのでそこらへんに捨てた。そこに商人が通りかかった。


*謎の男
今回はただの嫌がらせ男。
とはいえ、さまざまなところで行ったことが引き金になつて今回の色々な事を引き起こしているのでやはり悪い奴。
詳しくはルーベルート。

*商人
ただの商人。
悪い人ではない。


【情報】
★魔法研究博物館に行くと獏の日記が見つかるが、大して役に立たない気もする。
★とはいえ、逃げる先の事は書かれているのでPLには見つけてもらいたい。
★博物館の人からも「あいつが逃げるなら多分実家の村だと思う」と聞ける。
★道の途中の墓におまんじゅうを供えているおっちゃんがいる。その人から「この人は何も持つていなかった。たぶん盗賊の仕業」と聞かされる。
★盗賊の根城に行くと首なし死体ばかり。魔術書はない。
★街道に戻ると商人とばったり。またはそこらへんのきのこを採取している。
★商人に聞き込みすると、最近首切り事件が多い。自分もこの前見かけて怖かった。その犯人が捨てて行った本は高く売れたよ!と証言
★商人は幼女の住んでいる村も知っている。
★村に行くと幼女と兄が山のほうへ行ったと証言。
★山の頂上に幼女と兄。魔法発動している途中なので「来ないで―」と叫んでいる。
★発動しても何も起こらないので、速やかに奪いましょう。
★止めて魔術書を手に取つてすぐ燃やさないと、PLが燃える。



【フローチャート】
クレハから話を聞く→おじゃまします()→博物館へ→足取りを追う→墓発見&村人から話→盗賊のアジトへ→首なし白骨遺体→商人と出会う&証言→幼女の村へ→山登り→本を燃やす→おわり